化粧板が剥がれたり傷がついたらどうする?種類別の補修方法やメンテナンス方法を詳しく解説

突然ですが、設計やデザインをする際に、色やデザイン、コストだけで化粧板を選んでいませんか?

確かにこれらのポイントはとても重要です。

しかし、これと同様に大切なのが、「メンテナンス性」。

そこで、今回は化粧板を補修する際のポイントや、お手入れ方法、長持ちさせるためのコツについて紹介します。

内装ドアや家具などを長く使い続けたいとお考えの方は、ぜひ材料選びの参考にしてください。

このコラムのポイント
●化粧板の種類によって、傷・汚れの補修跡が目立ちやすかったり、部分張り替えが難しい物もあります。
●天然木突板練付化粧板なら、補修しやすく部分張り替えをした場合の再現性も高いです。
●恩加島木材では、国内外から多数の高品質の天然木を仕入れ、常にお客様のニーズに応えられるよう努めております。




家具・フローリング・ドア表面の化粧板は補修できる?

住宅や店舗の内装で多く使われる化粧板ですが、どうしても人の手に触れやすい部分は、使って時間が経つうちに「剥がれ」「欠け」「引っ掻き傷」「手垢汚れ」などが気になってくるでしょう。

「汚れなら洗剤で落とせばいいし、小さい傷なら補修すればいい」こんな風にお考えの方は多いかもしれません。

しかし、化粧板の補修はそれを専門とした職種があるほど、難易度が高く技術が必要です。

また、化粧板の素材によっては、補修跡がくっきりと目立ってしまうこともあります。

つまり、化粧板は「補修できないことはないが、決して簡単ではない」ということです。

ご自宅でしたら市販のリペアキットを使って自己責任で補修することもできますが、店舗などの公共施設では安易に手をつけてしまうと、余計に目立ってしまうケースも少なくありません。

では、プロの補修職人さんはどのような方法で補修をするのでしょうか?



化粧板の種類によって補修方法はちがう?

補修職人さんが行う方法は、基本的にどの化粧板でも同じです。

  • 細かい傷はタッチアップペンで現れた基材を着色する
  • 深い傷や幅の広い傷、表面材の剥がれは、パテで埋めてから着色(タッチアップ塗装)する


ただし、ここで知っておかなくてはいけないのが、化粧板の種類によって補修跡が目立つ・目立たないの差が出るという点です。

同じ方法を用いても、木目や素材、表面の塗装によって角度を変えてみると補修跡がはっきりと浮き出て見えてしまう場合があります。

補修跡が目立ちやすい化粧板は、以下の通りです。

  • メラミン化粧板、オレフィン化粧板、プリント化粧板など表面材がプリントされているもの
  • UV塗装など特殊塗装が施されているもの


これらはそもそも傷が付きにくいという特性を持つため、あまり施工後の補修について意識しないかもしれませんが、細かな摩擦傷や光沢の劣化などは否めません。

ある程度補修を繰り返しながら、長く美しさを保ちたい場合におすすめなのが、「天然木突板練付化粧板」。

天然木“本物”の風合いを活かしつつ、他の化粧板と比べると補修がしやすい点が特徴です。

私たち“恩加島木材”の化粧板に使っている天然木突板は、厚さ0.2〜0.5mm。

その範囲で収まるような擦り傷などであれば、ヤスリがけをして再塗装することで、まるで新品のようにきれいに蘇ります。

※ 突板の樹種によっては、角度を変えてみると補修箇所が見えてしまうものもあります。詳しくは当社までお問い合わせください。

〈関連コラム〉
下記コラムでは、化粧板の種類やそれぞれの特徴について解説しています。ぜひ合わせてご覧ください。
恩加島木材工業株式会社|コラム|天然木にこだわるなら突板練付化粧板。メラミン化粧板・オレフィン化粧板・プリント化粧板との違いは?



経年変化を楽しみながら長く使い続けるなら“天然木突板練付化粧板”がおすすめ

天然木突板を表面材に使った化粧板は、樹種によって経年変色はどうしても防げません。

しかし、それが“味”となり空間に時間の流れという深みをもたらしてくれます。

一方、表面材がプリントされているメラミン化粧板やオレフィン化粧板も変色はするものの、“味”というより“風化”したような印象になるでしょう。

また、プリントされた木目の場合は、将来的に部分張り替えをしようとしても、同じ品番の商品が廃盤になっていたり、現存していても印刷ロットが異なると色味や風合いが全く変わり、部分張り替えをしてもそこだけ目立ってしまう可能性が高いです。


天然木由来の突板化粧板なら、全く一緒は難しくても、同じ樹種と同じ塗装のものを用いることで、かなり高い再現性を確保できます。

長く使い続けるためには、補修できるかはどうかはもちろんですが、いざ部分張り替えをする場合に、どれだけ周りと違和感のない材料が手に入るかどうかも重要です。

天然木突板練付化粧板は、「無垢材よりも高い“施工安定性”」、「プリント化粧板よりも高い“自然な風合い”」、そして「高いメンテナンス性」を兼ね備えているのです。



“天然木突板練付化粧板”を長持ちさせるコツは?お手入れ方法は?

私たち”恩加島木材”は、1947年創業以来ずっと「天然木突板練付化粧板」と向き合ってきました。

弊社の化粧板は日常的に使う場合は、特別なお手入れは必要ありません。

ただし、少し使い方やお手入れ方法を変えるだけで、化粧板の美しさを維持できます。

ここでは、私たちだから分かる「長持ちさせるコツ」を6つ紹介します。

  • 固く絞った雑巾なら水拭きしても構いませんが、化学雑巾は塗装の艶が変わってしまうのでおすすめしません。まずは、柔らかい布で優しく拭いてみましょう。
  • しつこい汚れがついた場合は、水で薄めた中性洗剤で優しく拭き取りましょう。その後に、速やかに乾拭きするのもポイントです。
  • メラミンスポンジや研磨剤入り洗剤を使うと、塗装面に細かな傷をつけて艶を失ってしまいます。
  • テーブル・カウンターの場合、熱い物や水分を含む物は直接置かないでください。深くまで焦げ跡やシミがつけば、補修が難しく張り替えなくてはなりません。
  • 直射日光に長時間当たる場所は避けてください。極度な変色やひび割れを引き起こします。
  • いくらしつこい汚れが付いたとしても、アルコールや除光液などの化学薬品を使ってはいけません。表面の塗装まで落としてしまいます。


このように、お掃除や日常生活の中で少し意識することで、美しい化粧板を維持できます。

どれもそれほど大変なことではありませんので、ぜひこれらのコツを試してみてください。



メンテナンスや製品選びは“恩加島木材”へご相談ください

“恩加島木材”は、様々な分野の熟練した技術・知識をもつスタッフが揃う「プロ集団」です。

ですから、スタッフ一同、品質にプライドを持って製品作りに携わっています。

現場に合った製品選びはもちろん、施工後のメンテナンスや部分張り替えについても、どうぞお気軽にご相談ください。

よくいただくご相談が、「一部だけ板張りを張り替えたいが、既存の材料が古くて何を使っているか分からない」という内容。

このようなケースでも、“恩加島木材工業”なら高い確率で材料を特定できます。

当社が主に取り扱っている商品は2シリーズ。

PANESSE(パネッセ)は、不燃・難燃・MDF・シートなど様々な基材と45樹種(一部、板目・柾目・杢目・集成柄のラインナップあり)が組み合わせ可能で、KDパネルは12樹種・44バリエーションもの豊富なバリエーションを取り揃えています。

「イメージや予算に合う突板が見つからない」「メンテナンス性のある化粧板を使いたい」そのようにお考えの方は、ぜひ一度当社までお問い合わせください。

〈関連コラム〉
下記コラムでは、当社おすすめの樹種を紹介しています。トレンドを知りたい方は、ぜひご覧ください。

恩加島木材工業株式会社|コラム|樹種別の特徴や木目のトレンドは?恩加島木材の人気樹種や選び方のポイントを解説


恩加島木材の取り組み

私たち恩加島木材では、国内各地の地産材利用も積極的に行なっており、その材木がどのように伐採されたかをしっかりと自分達の目で確認しております。

突板の流通市場に頼らずに原木市場や製材所から直接仕入れて、自社で選木・加工・販売することも可能です。

原産地を日本国内に限定した樹種を常時取り扱っているほか、地産材を利用した突板も数多くご注文いただいております。その建物の社会的価値を高めるためにも、ぜひ国産材を使った突板製品をご検討ください。

地産材の納入実績
JR北陸新幹線・長野駅 コンコース内天井(長野県産杉利用)
香川県多度津町庁舎(香川県産材利用)
某百貨店 什器(大阪府内産桧利用)
新居浜商業高校 体育館(愛媛県産材利用)
京都女子大学(京都府内産桧利用)
京都 某ホテル(京都府内産利用)


〈関連ページ〉
下記ページでは、当社が常時取り扱っている国産材を使った突板のラインナップや納入実績を紹介しています。ぜひご覧ください。

恩加島木材工業株式会社|製品案内|原産地(日本)

〈関連コラム〉
地産材についてさらに詳しく知りたい方は、下記コラムも合わせてご覧ください。

恩加島木材工業株式会社|コラム|今こそ木材も“地産地消”する時代。脱炭素化に向けた地産材・地域材利用について解説



まとめ|“使い続ける”ことも想定した化粧板選び

内装ドアや家具、フローリング、壁・天井材など、様々な部位に使われる化粧板ですが、デザインやコストと合わせて「長く使い続けられるかどうか」も材料選びのポイントになります。

補修できるかどうかはもちろん、いざ部分張り替えする際に、同じような材料が手に入るかどうかも重要です。

私たち恩加島木材は、長年培った知識と経験を活かして、お客さまの悩みや疑問にお応えしております。

様々な木目の化粧板やルーバー・リブパネル、有孔ボードなどを製造販売しており、空間全体をトータルコーディネートすることも可能です。

統一性のある洗練されたデザインとメンテナンス性のどちらもご希望の場合には、ぜひに一度恩加島木材にご相談ください。

〈関連ページ〉
当社の納入実績は下記ページをご覧ください。

恩加島木材工業株式会社|納入実績


日本初〉大臣認定取得|恩加島木材の“不燃突板複合板”

難燃_不燃複合板

建築基準法上で「特殊建築物」に指定される商業施設や宿泊施設などを建てる際に欠かせないのが、“不燃突板複合板”です。

天然木突板(厚さ0.2mm)に不燃材料である無機質不燃板(厚さ15mm)を貼り合わせた材料です。

しかし、今までの不燃突板複合板には施工上の問題点がありました。

  • 重い
  • 割れやすい
  • 高コスト
  • ビスが効かない


それらの問題を解決したのが、恩加島木材の不燃突板複合板」です。

天然木突板(厚さ0.2mm)+ 無機質不燃板「ダイライトFAL」(厚さ6mm)+ 特殊合板(厚さ9mm)で構成されているため、ビスが効いて割れません。また、軽量化されたため、施工効率もアップします。

日本で初めて大臣認定を受けたため、安心して採用していただけます。

不燃突板複合板大臣認定取得


一口メモ
世界的に著名な建築家・隈研吾氏が主宰する隈研吾建築都市設計事務所が設計した和歌山県「有和中学校」新校舎の建物モックアップにも採用されました。





恩加島木材が現場の様々なご要望にお応えします

「プリントシート材の木目だと味気なく個性が出せない」「天然木を使用したいが無垢材だとコストが高くメンテナンスが不安」そんな時には、天然木突板を使っておしゃれで安らげる空間をデザインしてみませんか?

恩加島木材の歴史ある熟練技術で、デザイナー様や設計士様の疑問やご要望にお応えします。

随時、木材選定から各種オーダー加工に関するご相談を承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

〈関連ページ〉 カタログ請求や見積依頼、お打合せ依頼等は下記ページよりお問い合わせください。
恩加島工業株式会社|お問い合わせ