化粧合板は塗装できる?塗料の種類、工場・現場の違い、施工部位別のおすすめ塗装仕上げを徹底解説

化粧合板の採用を検討している設計担当者の中には、「塗装できるのか」「塗装する場合は工場・現場のどちらで作業するのか」、「どのような塗料が適しているか」と疑問に感じる方は多いのではないでしょうか。
化粧合板は、塗装できるものとできないものがあり、無塗装品より塗装したものの方が意匠性・耐久性・施工品質・メンテナンス性が高く、工場出荷時に塗装済みの製品も少なくありません。
そこで本記事では、「化粧合板に塗装できるのか」という疑問を解決するために、塗装できる・できない種類や塗装の必要性、化粧合板に用いられる塗料、施工部位別の塗装仕上げについて、“木材のプロ”が徹底解説します。
工場塗装・現場塗装の違いや、化粧合板の塗装に関するチェックポイントも紹介しますので、ぜひ建築設計の参考にしてください。
●塗装の目的(耐久性アップ・意匠性アップなど)によって、適した塗料は異なり、さらに、塗装方法(現場か工場か)によって、仕上げの精度が異なる点には注意が必要です。
●『恩加島木材工業』は、高品質&バリエーション豊富で、環境に配慮した「突板化粧板」を製造販売しており、特殊塗装も含めて、全て自社工場にて対応しております。
Contents
化粧合板に塗装できるか|できるもの・できないものの種類

天井や壁などの内装仕上げ材や、建具(ドア・扉)や家具の面材として使用される化粧合板は、表面材の性質によって、「塗装できる」ものと「塗装できない」ものに分かれます。
▶︎以下化粧合板の種類については「化粧合板とは?種類別メリット・デメリットと家具の材料や天井・壁材を選ぶポイント」を併せてご覧ください。
| 化粧合板の種類 | 塗装の可否 |
|---|---|
| 突板化粧合板 挽板化粧合板 | 【塗装できる】→表面材が木質素材であるため、無塗装品は汚れやシミなどがつきやすいため、塗装仕上げがおすすめ ※塗装済みのものは、既存塗膜との相性や密着性の確認が必須 |
| メラミン化粧合板 オレフィン化粧板 ポリエステル化粧板 | 【塗装できない】→表面に何層もの樹脂系のフィルムやコーティングが施されており、ケレン処理※を施しても十分に塗膜が密着しない |
| プリント化粧合板 | 【塗装できるが要注意】→表面の化粧紙をケレン処理すると塗装できるが、水分を吸収して波打つ可能性があり、あまりおすすめできない |
※ケレン処理:塗装する前に素地の表面をヤスリで研磨し、塗料が密着しやすい状態にする下地処理
塗装できない「メラミン化粧合板・オレフィン化粧板・ポリエステル化粧板」も、DIYでケレン処理・塗装仕上げするケースもありますが、塗膜がすぐに剥がれてしまうケースが大半で、メーカーも表面塗装は原則NGとしています。
化粧合板はなぜ塗装するのか|無塗装のデメリット

塗装が可能な「突板化粧合板・挽板化粧合板」は、無塗装の製品もありますが、壁の仕上げや建具・家具の面材として施工する場合は、塗装仕上げとするケースがほとんどです。
なぜなら、無塗装の状態では水分や湿気に弱く、手垢汚れやシミ、表面の摩耗が進むためです。
無塗装の状態でも大きな問題にならないのは、人の手が触れず物もぶつかりにくい天井仕上げの場合で、それ以外は塗装によって以下の性能を追加します。
| 【塗装によって変わる化粧合板表面の性能】 ・耐摩耗性 ・耐汚性 ・メンテナンス性や清掃性 ・耐薬品性 ・紫外線による変色や劣化の防止 |
比較的塗膜の厚いウレタン塗装やUV塗装は、無塗装より耐水性が多少向上しますが、表面を摩耗から守ることが本来の目的なので注意しましょう。
化粧合板に用いられる塗料の種類|ウレタン・オイル・UV

塗装が可能な「突板化粧合板・挽板化粧合板」と組み合わせられる主な塗料はいくつかあり、それぞれ特徴や目的が異なります。
主な塗料と特徴
建築現場で採用される代表的な塗料は、以下のとおりで、それぞれ着色・クリアと仕上がりを選ぶことができます。
| 塗料の種類 | 特徴 |
|---|---|
| ウレタン系塗料 | ・ウレタン樹脂を含む塗料で、下地とも密着性が高く、比較的厚い塗膜を形成できるため、表面保護効果が高い造膜系塗料 ・塗膜に弾性があり、木材の伸縮に追従できるため、ヒビが入りにくい ・表面保護効果が高いため、水拭きにも耐えられる ・ツヤを出しやすい(艶消しのマット仕上げから10分ツヤまで調節可能) |
| オイル系塗料 | ・植物性のオイル・ワックスを主原料とした自然塗料で、木材に染み込む含浸系塗装(オイルステインと呼ばれる場合も) ・表面を覆うのではなく内部に浸透するため、木目の自然な風合いや質感を残せる ・汚れや表面摩耗の防止効果は、ウレタン塗料より低い |
| UV塗料 | ・オイル成分を主原料とした特殊塗料で、塗布後に紫外線を照射すると短時間で硬化する造膜系塗料 ・ウレタン系塗料よりもさらに厚い塗膜を形成でき、表面保護効果が高い ・汚れや表面摩耗の防止効果はウレタン塗料より高い ・塗装には大掛かりな紫外線照射設備設備が必要で、現場塗装できない ・耐汚性、耐摩耗性、耐熱性が高い ・一度塗膜が硬化すると、剥がしたり補修したりするのが難しい ・高温化では発火する可能性があり、不燃材料、準不燃材料、難燃材料には使用できない |
| 白木用保護塗料 | ・白木の質感や淡い色味を活かす含浸系塗装 ・塗布しても他の塗料のように濡れ色※にならず、本来の色味を残せる ・紫外線による日焼け(濃色化)を抑制できるタイプもある ・汚れや表面摩耗の防止効果は、ウレタン塗料より低い |
| 目出し塗装 | ・木材の導管※が持つ微細な凹凸に白い塗料を入れ、木目柄を際立たせる塗装方法 ・表面保護が目的ではなく、意匠性の向上が目的 |
| 抗菌・防カビ・抗ウイルス塗料 | ・光触媒や銀イオンの効果により、塗膜表面に付着した菌やウイルスの活動を抑制もしくは不活性化する特殊塗料(SIAA※の認定を受けているものがおすすめ) ・表面保護が目的ではなく、安全性や衛生性の向上が目的 |
| 防火(不燃・準不燃・難燃)塗料 | ・750℃の高温下においても一定時間は「燃焼しない・防火上、有害な損傷を生じない・避難上、有害な煙またはガスを発生しない」不燃性能を維持できると認定された塗料で、以下3種類に分けられる 【不燃塗料】:加熱開始後20分間、不燃性能を維持できると証明・認定されている塗料 【準不燃塗料】:加熱開始後10分間、不燃性能を維持できると証明・認定されている塗料 【難燃塗料】:加熱開始後5分間、不燃性能を維持できると証明・認定されている塗料 ・これらは、不燃材料・準不燃材料・難燃材料の不燃性能を維持するためのもので、その他の材料に塗布しても不燃性能が付与されるものではない ・ウレタン塗装やUV塗装ほどではないが、耐汚性や耐摩耗性がある |
| 防炎塗料 | ・ホウ酸系防炎成分を含む塗料で、燃焼時の延焼を遅らせることができ、さらに、煙の発生も抑えられる ・防炎性能に加えて不燃性能を備えた「不燃防炎塗料」もある ・ウレタン塗装やUV塗装ほどではないが、耐汚性や耐摩耗性がある |
※濡れ色:液体が染み込み、濡れたように色が濃くなる状態
※導管(道管):木が根から吸収した養分や水分を枝葉まで運ぶ血管のような役割を持つ組織
※SIAA:抗菌製品技術協議会の略称で、抗菌・抗ウイルス性と安全性、製品表示の基準を満たすと、認定マークが付与される
▶︎不燃材料・準不燃材料・難燃材料の詳細は「建築基準法における“不燃材料”の定義|設計で欠かせないルールと材料選定のコツ」、「難燃材料とは|不燃・準不燃材料との違い、関連告示、種類を解説」をご覧ください。
塗料の比較表
塗料ごとの特徴を一覧でまとめると、以下のようになります。
| 塗料の種類 | 表面保護効果 | ナチュラルな仕上がり | 機能性 | デザイン性 | コスト |
|---|---|---|---|---|---|
| ウレタン系塗料 | ◎ | ◯ | ◎ (耐汚性・耐摩耗性) | ◯ (光沢が強いと人工的な仕上がりに) | ◎ (安価なタイプも多い) |
| オイル系塗料 | △ | ◎ | △ | ◯ | ◎ (安価なタイプも多い) |
| UV塗料 | ◎ | ◯ | ◎ (耐汚性・耐摩耗性) | ◯ (光沢が強いと人工的な仕上がりに) | ◯ (対応できるメーカーが限定される) |
| 白木用保護塗料 | △ | ◎ | △ | ◯ | ◎ (安価なタイプも多い) |
| 目出し塗装 | △ | ◯ | △ | ◎ (個性的な仕上がりに) | ◯ (対応できるメーカーが限定される) |
| 抗菌・防カビ・抗ウイルス塗料 | ◯ | ◯ | ◎ (抗菌・防カビ・抗ウイルス性) | ◯ | ◯ (対応できるメーカーが限定される) |
| 防火(不燃・準不燃・難燃)塗料 | ◯ | ◯ | ◎ (不燃性) | ◯ | ◯ (対応できるメーカーが限定される) |
| 防炎塗料 | ◯ | ◯ | ◎ (防炎性) | ◯ | ◯ (対応できるメーカーが限定される) |
このように、塗料によって強みが異なるため、施工部位に合わせた選定が必要です。
▶︎関連コラム:ウレタン塗装・UV塗装・ラッカー塗装・オイル塗装… 各種木材塗装の違いは?抗ウイルス塗装についても解説
▶︎関連コラム:「ウレタン塗装クリア仕上げ」と「オイル塗装」どちらがいい?特徴の違いと選び方
【設計実務で使える】施工部位別のおすすめ塗装仕上げ

ここまで、塗装可能な「突板化粧合板・挽板化粧合板」に使用される塗料について紹介しましたが、その中から、施工部位や建物用途ごとにおすすめの塗料を紹介します。
内装仕上げ材(ホテル・オフィス・学校・病院・商業施設などの公共施設)
不特定多数が時間を過ごす公共施設(ホテル・オフィス・学校・病院・商業施設など)の内装仕上げ材として化粧合板を施工する場合は、表面の「耐摩耗性・メンテナンス性」が求められます。
また、建築基準法で定める内装制限※の対象となるため、法規に適合するために、不燃性能も欠かせません。
▶︎規定の詳細は「内装制限とは?対象の建築物・部位と緩和措置、不燃材料の基準、注意点を設計者向けに解説」をご覧ください。
| 【おすすめの塗料】 ・天井および壁の仕上げは「防火(不燃・準不燃・難燃)塗料」(法規への適合性が最優先) ・床(フローリング)の仕上げは「ウレタン塗装もしくはUV塗装」(耐久性・耐摩耗性を重視) |
内装仕上げ材(住宅)
住宅の場合は、基本的に住民の方が時間を過ごすため、公共施設よりも内装仕上げ材がダメージを受ける可能性は低いですが、化粧合板を長持ちさせるためには、表面の「耐摩耗性・メンテナンス性」があることが望ましいと言えます。
ただし、戸建住宅およびマンションなど集合住宅の専有部分は、内装制限を受けないため、不燃性能は不要であるのが基本です。
| 【おすすめの塗料】 ・天井の仕上げは「オイル塗装、白木用保護塗料、目出し塗装」(人の手や物に触れないため、デザイン性を重視) ・壁と床(フローリング)の仕上げは「ウレタン塗装ウレタン塗装もしくはUV塗装」(耐久性・耐摩耗性を重視) |
家具・建具(内装ドアや収納扉)の面材
化粧合板は、家具や建具(内装ドアや収納扉など)の面材にも多く採用されますが、公共施設でもこれらは原則として内装制限の対象に含まれない※ため、住宅・非住宅問わず同じ塗料をおすすめします。
※公共施設の場合、壁面収納やパーテーションが消防法の規定対象になる場合があるため、事前に詳細をご確認ください。
| 【おすすめの塗料】 ・耐久性と耐摩耗性を重視する場合は「ウレタン塗装もしくはUV塗装」 ・病院や保育園、幼稚園など、衛生性を重視する場合は「抗菌・防カビ・抗ウイルス塗装」 ・意匠性を重視する場合は「オイル塗装、白木用保護塗料、目出し塗装」(ウレタン塗装やUV塗装より表面保護力が低い点には要注意) |
カウンター材・テーブルの天板
カウンター材やテーブル・デスクの天板は、摩耗しやすいため、塗膜に高い耐久性・耐摩耗性が欠かせません。
食事をとるダイニングテーブルの場合は、水拭きに耐えられる一定の耐水性が必要です。
▶︎テーブル天板の材料選びについては「【テーブル天板に使う木材の選び方】種類や手入れ方法、塗装について解説」を併せてご覧ください。
| 【おすすめの塗料】 ・耐久性と耐摩耗性の高いクローズ塗装※による「ウレタン塗装」(通常のウレタン塗装でも良いが、水拭きを頻繁に繰り返すと、塗膜のひび割れや剥がれにつながるので要注意) ・耐久性と耐摩耗性の高い「UV塗装」 ・デスクやカウンターなど水拭きする機会が少ない場所は「ウレタン塗装もしくはUV塗装、抗菌・防カビ・抗ウイルス塗装」 ・意匠性を重視する場合は「オイル塗装、白木用保護塗料、目出し塗装」(ウレタン塗装やUV塗装より表面保護力が低い点には要注意) |
※クローズ塗装:化粧合板表面の細かい凹みを埋めるように分厚い塗膜で表面を平滑に仕上げる塗装方法(ピアノ塗装・鏡面塗装と呼ばれる場合もある)
化粧合板の塗装は「工場塗装」と「現場塗装」のどちらがいいか|それぞれのメリット・デメリット

化粧合板の塗装は、出荷前に工場で塗装するケースと、納品後に現場で塗装するケースに分かれ、それぞれにメリットとデメリットがあります。
工場塗装・現場塗装の主なメリットとデメリットは、以下のとおりです。
工場塗装のメリット・デメリット
【メリット】
- 塗装用の養生作業がいらない(現場工事費削減・工期短縮)
- 現場の塗装作業用がいらない(狭い現場でも対応できる)
- UV塗料など現場では取り扱えない特殊塗料に対応できる
- 天候に左右されず、工程管理しやすい
- 工程のズレに左右されず、コスト管理しやすい
- 最適な乾燥時間と施工温度で塗装される(ベストな状態)
- 機械塗装によって塗膜を均一に仕上げられて、ムラがなく、品質安定性が高い
- 納品後すぐに施工できる
【デメリット】
- 少量の発注では、オリジナルカラーでの着色塗装など、特注オーダーに対応してもらえない可能性がある
- オリジナルカラーでの着色塗装などの特注オーダーは、納期が長くなる可能性がある
- 急な工程や仕様・プラン変更に対応できない
- 現場で加工すると、タッチアップ塗装が必要になる
- 無塗装品より価格が高くなる(工場塗装による材料費アップと現場塗装による人件費アップを比べても大きな差はない)
現場塗装のメリット・デメリット
【メリット】
- 少量の塗装範囲に対応しやすい
- 工程や仕様、プラン変更へ臨機応変に対応できる
- 木材を現場で加工してから塗装できる(タッチアップ塗装が不要)
- 現場でカラー打ち合わせや調色作業できる
【デメリット】
- 現場の養生作業が必要
- 安全性の観点から、有毒性の高い塗料や保管・取り扱いが難しい塗料を使用できない(高耐久な防腐塗料や不燃塗料など)
- 大掛かりな設備を使う塗料を使用できない(UV塗料など)
- 乾燥期間が必要(適切な温度・湿度でないと、仕上がりが悪くなる)
- 施工者の技術によって、仕上がりにムラが出やすい
- 現場で塗装作業用のスペースや、材料を一時保管する場所が必要
どちらを選ぶべきか
ずばり、工場塗装の重要なメリットは「品質安定性・高耐久性」、現場塗装の重要なメリットは「フレキシブルに対応できる点」です。
この点を踏まえると、リノベーションなど現場でプランが変わる可能性がある場合は「現場塗装」、耐久性・耐摩耗性を重視する場合は「工場塗装」をおすすめします。
特に、施工面積の広い大規模な公共施設では、現場塗装では想定した工期から遅延したり現場コストが増えたりする可能性があるため、予算と工程を管理しやすい「工場塗装」を採用するケースが主流です。
また、防火材料(不燃・準不燃・難燃材料)に防火塗装を施す場合は、工場塗装でなければ原則として国土交通大臣の認定を受けられず、現場塗装すると認定済みの製品でも認定が取り消されるリスクがあるため注意しましょう。
▶︎関連コラム:【木材塗装】現場・工場の違い|メリット・デメリット、方法を決めるポイントを解説
オリジナルカラーの調色や特注オーダーも承っておりますので、化粧合板の塗装についての疑問は、弊社までお気軽におたずねください。
化粧合板の塗装で設計時に確認すべきポイント

化粧合板を塗装仕上げにする際、塗料の種類や工場・現場のどちらで作業するかに加えて、仕上がりについても設計段階で事前確認しましょう。
主なチェックポイントは、以下のとおりです。
【ツヤの指定】
同じカラーでもツヤの度合い(ツヤ消しマット仕上げ・3分ツヤ・5分ツヤ・10分ツヤなど)によって仕上がりの雰囲気が変わる
【塗装サンプルの確認】
塗料カタログなどの印刷資料では、本当の色味を確認できないため、必ず化粧合板に塗布した現物サンプルを確認して塗料を選ぶ
【メンテナンスの周期・コスト】
塗料を選ぶ際には、標準的な耐用年数をメーカーに確認し、メンテナンス周期と1回ごとにかかる費用目安を事前に把握しておく
(含浸系塗料と造膜系塗料では、再塗装の周期が2年以上異なる場合がある※)
【補修方法】
万が一、化粧合板の表面に深いキズやシミ、部分変色がついた場合の補修方法をメーカーに確認しておく
【木口処理】
工場塗装の場合は、オプションで木口(こぐち)の塗装を追加できるかメーカーに確認しておく(施工部位と納まりによっては、木口が見える場合も)
【塗装以外の表面加工】
意匠性を重視して化粧合板を選ぶ際には、塗装以外に表面加工の選択肢があるかメーカーに確認する(うづくり仕上げ※など)
※出典:国土交通省|中大規模建築物に木材を使用する際に知っておきたい「維持保全・維持管理の考え方と設計等の工夫(技術情報資料編)」
▶︎うづくり仕上げやその他の特殊加工については、「木材の浮造(うづくり)仕上げとは|メリット・デメリットとメンテナンス方法を解説」をご覧ください。
【FAQ】化粧合板の塗装に関する「よくある質問」

ここでは、化粧合板の塗装について、多くのお客様からいただくご質問を紹介します。
Q.「化粧合板を現場で塗装する場合、シーラー処理は必要?」
A.塗膜の密着性を高めるために、シーラー処理は基本的に必須で、工場塗装でも行っております。
化粧合板を塗装する手順は、現場塗装も工場塗装も大差はなく、作業が人の手によるものか機械によるものかで仕上がりや精度が異なります。
化粧合板の塗装手順は、以下のように行うのが一般的です。
| 【化粧合板を塗装する際の主な手順】 化粧合板の表面についたホコリなどを取り除く ↓ 表面をケレン処理(サンディング)する ↓ シーラー処理する ↓ 塗装する(下塗り→乾燥→中塗り→乾燥) ↓ 塗装済みの表面を再度、ケレン処理する ↓ 上塗り(1〜3回)する ↓ 完全に塗膜を乾燥させる |
Q.「化粧ベニヤにも塗装できる?」
A.化粧ベニヤのうち、表面に突板などの木質素材を貼っている場合は塗装できますが、薄いものは塗装すると水分によってベニヤ自体が波打つ場合があります。
そのため、塗装したい場合は、事前に端材で試してみてからにしましょう。
工場塗装であれば、メーカーによって塗装対応しているものもあります。
Q 塗装済み化粧合板の納期は?
A.恩加島木材工業では、高耐久UV塗装済みの突板化粧合板「KDパネル」を、最短で翌日出荷対応しております。
その他、オリジナルカラーなど受注生産品の納期につきましては、個別でお問い合わせください。
自社工場による高品質塗装仕上げ「恩加島木材工業の突板化粧合板」

恩加島木材は、国内外から多種多様な突板を仕入れ、天然木の風合いを残した高品質な「突板化粧板」を製造している建材メーカーです。
▶︎突板化粧板の製造工程は「突板製品はこうして生まれる。森から現場までのプロセスは?生産工程や恩加島木材の強みを紹介」をご覧ください。
恩加島木材が自信を持って提供する「突板化粧板の強み」は以下の点です。
- 無垢材と同様の「ナチュラルな見た目と質感に仕上がる」
- 工業製品なので、無垢材よりも「品質と寸法の安定性が高い」
- 無垢材よりも軽量化が可能で、「施工効率性アップにつながる」
- 無垢材よりも温度や湿度の環境変化による「変形リスクが少ない」
- 希少性があり高価な樹種でも、「無垢材より安価で安定して材料を入手しやすい」
- 原木1本から取れる突板面積は無垢板材よりも広いため、「同じ風合いを大量入手しやすい」
- UV塗装などの特殊塗装により「表面の耐摩耗性・耐汚性が高い」
- 通常の化粧板と同じ突板を用いた「不燃・難燃材料認定取得済み化粧板」もあり、内装制限など防火規定の対象部分と非対象部分の仕上げを揃えられる
さらに弊社では、国産材や地域材、間伐材、成長の早い小径材を積極的に活用し、「人工突板」の開発・製造にも努めるなど、森林活性やカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを行っています。
「どの化粧合板を採用すべきか判断に迷っている」「案件ごとに最適な内装材を選定したい」という方は、弊社までお気軽にご相談ください。
● 豊富な樹種・木目と塗料を選べる「PANESSE(パネッセ):非不燃・不燃天然木練付突板化粧板」
● 重い・割れやすい・高コスト・ビスが効かないなどの懸念点を解消した「不燃突板複合板」
● 国内初・組み立てた状態で準不燃認定を取得した「リブパネル」
● 国内初・孔を開けた状態で不燃認定を取得した「有孔ボード」
まとめ
化粧合板は、表面材の種類によって塗装できるかどうかが分かれます。
塗装可能な「突板化粧合板・挽板化粧合板」も、塗装の目的(耐久性アップ・意匠性アップなど)によって、適した塗料は異なります。
また、塗装方法(現場か工場か)によって、仕上げの精度は異なるので注意が必要です。
『恩加島木材工業』は、高品質&バリエーション豊富で、環境に配慮した「突板化粧板」を製造販売しており、特殊塗装も含めて、全て自社工場にて対応しております。
国産材・地産材もご指定いただけますので、「思い通りのデザインを実現したい」「地域に根付く建物にしたい」という方は、設計条件に合わせた最適な仕様提案も可能ですので、まずは「恩加島木材工業」までお気軽にご相談ください。


