【建築設計向け】MDFとは?特徴・用途・合板との違いと採用ポイントを実務レベルで徹底解説

【設計者向け】MDFとは?特徴・用途・合板との違いと設計での使い方を実務レベルで解説

「MDF」は、内装材や家具の材料として広く使用される建築資材ですが、用途やグレードによって、強度・耐水性・加工性などの性能が大きく異なります。

また、デメリットもあり、設計プランに採用してから、施工後の膨張・破損・意匠不良など、クレームにつながる恐れもあります。

そのため、設計者は、他の木質建材も含めた“適材適所”の材料選定が必要です。

そこで本記事では、MDFに関する基本知識(特徴・メリット・用途)を整理し、デメリットや設計における失敗例・注意点から、他の木質建材との違い、内装仕上げ材で人気の突板貼りMDFについてまで、“木材のプロ”が徹底解説します。

価格相場や耐用年数、メンテナンス方法、不燃タイプなど、実務レベルで気になる「よくある質問」も紹介しますので、ぜひ建築設計の参考にしてください。

このコラムのポイント
●MDFは、木質建材の中でも品質均一性が高く、比較的安価な汎用性のある材料です。

●MDFは、湿気に弱く重いなどのデメリットもあるため、内装仕上げ材や家具の材料を選定する際には、合板など他のパネル材と使い分けましょう。

●設計に木目デザインを取り入れたい方は、天然木の風合いを活かせる「突板貼りMDF」の採用もご検討ください。


Contents

MDFとは何か|種類・製造工程

MDFとは何か|特徴とメリット、用途

「MDF(Medium Density Fiberboard)」とは、中質繊維板・中密度繊維板と呼ばれ、木材チップを繊維状に細かくした素材を板状に圧熱成形した木質パネル材の一種です。

種類

JAS(日本農林規格)では「繊維板」に分類され、JIS(日本産業規格)では「JIS A 5905」に基づき、「普通MDF」と「構造用MDF」、「化粧MDF」に分け、区分ごとに記号が異なります。

【表面処理による分類】

種類記号・特徴
素地MDF
構造用MDF
無研磨板:RN(両面が素地のまま)

研磨板:RS(両面が素地のままだが、研磨済み)
化粧MDF単板仕上げ:DV(素地MDFの両面もしくは片面に、化粧単板を接着したもの)

プラスチック仕上げ:DO(素地MDFの両面もしくは片面に、合成樹脂系シート・化粧フィルム・合成樹脂含浸紙などを接着したもの)

塗装仕上げ:DC(素地MDFの両面もしくは片面に、工場にて塗装処理したもの)

【強度(曲げ強さ)による分類】

※以下のうち、構造用MDFは、「30・25」のタイプのみ

強度記号
曲げ強さ:30.0N/㎟以上
湿潤時曲げ強さ:15.0N/㎟以上
剥離強さ:0.5N/㎟以上
30
曲げ強さ:25.0N/㎟以上
湿潤時曲げ強さ:12.5N/㎟以上
剥離強さ:0.4N/㎟以上
25
曲げ強さ:15.0N/㎟以上
湿潤時曲げ強さ:7.5N/㎟以上
剥離強さ:0.3N/㎟以上
15
曲げ強さ:5.0N/㎟以上
湿潤時曲げ強さ:基準なし
剥離強さ:0.2N/㎟以上
5

【耐水性による分類】

種類記号・特徴
普通タイプ
(Uタイプ)
REG(U):家具・キャビネットなどに用いられる
耐水1タイプ
(Mタイプ)
MR1(M):建築下地材や造作部材などに用いられる
耐水2タイプ
(Pタイプ)
MR2(P):高い耐水性が求められる建築下地材や造作部材などに用いられる

上記の分類に加えて、ホルムアルデヒドの放散量によって、「F☆☆☆☆・F☆☆☆・F☆☆」に分類されます。

※ホルムアルデヒドと建築資材の関連性については「F☆☆☆☆(エフフォースター)の基準とは? 安心・快適な空間づくりに必要な訳をずばり解説」を併せてご覧ください。

製造工程

MDFを含む繊維板と集成材を合わせた国内生産率は約72%と高く、原料の木材チップもほぼ国内の工場で製造されています。

MDFの主な製造工程は、以下のとおりです。

【蒸解】
木材チップを薬品と一緒に蒸解釜に入れ、高温・高圧で煮沸して、木材繊維を固めているリグニン(接着剤の役割を持つ物質)を溶解・除去し、繊維(セルロース)を取り出し、パルプにする
矢印
【成形】
接着剤を加えてミストによってパルプを最適な状態に調湿し、熱圧成形してパネル化する(パネルの厚さによって、湿度・温度・圧力を調節する)

MDFの主な用途と特徴・メリット|なぜ広く使われるのか

MDFの主な用途と特徴・メリット|なぜ広く使われるのか

MDFは、住宅・非住宅を問わず、幅広い場所で使用されており、汎用性の高い建築材料として広く普及しています。

主な用途

MDFは、「普通MDF」「構造用MDF」「化粧MDF」で、それぞれ用途が異なります。

種類主な用途
普通MDF木質フローリングや化粧合板の基材
家具・什器や各種キャビネットの材料
構造用MDF木造住宅における「耐力壁・床下地・屋根下地」などの構造部材
化粧MDF内装ドア・パーテーションの仕上げ材
内装仕上げ材(壁・天井など)

特徴・メリット

MDFが幅広い部位に採用される背景には、その多様なメリットがあります。

MDFの主なメリットは、以下のとおりです。

「品質が均一」

MDFは、天然素材である木材のうち、繊維質のみを取り出し、接着剤を混ぜてパネルにする工業製品です。

そのため、品質が均一で、強度のムラがなく、耐久性を担保できます。

「加工性が高い」

MDFには、節や木目がなく、等方性※が高いため、加工の途中で割れたり欠けたりするリスクが低いため、現場加工に適した建築材料です。

※等方性:物理的な性質が方向によって変わらず、均一である特性

曲面切削(R加工)や溝彫りなどの細かい加工をしても、バリ(ささくれや小さい欠け)を起こしにくいため、複雑な構造の納まりにも対応できます。

「表面が滑らか(平滑)」

MDFは、製造工程において、繊維の細かさを使い分け、さらに、研磨済みMDFは両面をサンダー処理するため、他のパネル材と比較しても平滑さは段違いです。

MDFは多層構造になっており、表層に微細な繊維、中層は粗めの繊維を集めて使用します。

平滑な表面のMDFは、シート貼り仕上げや鏡面仕上げ塗装仕上げにも適した材料として認識されています。

「寸法安定性が高い」

MDFは、保管中はもちろん、施工後も、寸法が安定し、施工における不具合やクレームが生じにくい点がメリットです。

MDFは無垢材やベニヤとは異なり、木材の繊維と接着剤を混ぜ合わせて成形するため、湿度や温度の変化による変形(反り・伸縮・ねじれ・割れ)のリスクを最小限に抑えられます。

※極端に多湿の環境下では、水分を吸収して膨張・変形する点にはご注意ください。

「比較的、コストが安い」

施工性・品質安定性が高いことから、コストパフォーマンスに優れた材料と言えます。

ただし、工業製品であるため、加工工程の少ない一部の樹種の無垢材や、その他木質建材の中で“最安”とは限らない点には注意が必要です。

▶︎おすすめコラム:化粧合板とは?種類別メリット・デメリットと家具の材料や天井・壁材を選ぶポイント

MDFのデメリットと設計における失敗例&使用NG例

MDFのデメリットと設計における失敗例

設計におけるよくある失敗例と併せて紹介しますので、材料選定の参考にしてください。

水・湿気に弱い(吸水により膨張する)

吸水性が高いため、水分に直接触れたり多湿な環境にさらされたりすると、繊維が水分を含んで膨張します。

そのため、キッチンや洗面化粧台など水回りのキャビネットや壁・床仕上げ材としてMDFを用いる場合は、耐水タイプ(M・Pタイプ)を選びましょう。

水拭きするテーブルやカウンターは、シート・突板が貼られていて表面が塗装コーティングされているものがおすすめです。

耐水タイプでも、雨に直接当たるなど、極端に湿度が上がる可能性のある屋外での使用は不向きです。

ビスの引き抜き保持力が弱い

特に、MDFの中央層は、繊維が粗く表層と比べると密度が低く、ビスの引き抜き保持力が低下する点には注意が必要です。

JIS規格では、強度(曲げ強さ)による分類(30・25・15・5)によって、木ネジ(ビス)保持力が以下のように定められているため、材料選定の際にはどのタイプか確認しましょう。

種類木ネジ(ビス)保持力
30タイプ500N以上
25タイプ400N以上
15タイプ300N以上
5タイプ200N以上

ビスや木ネジの固定力を高めたい場合は、ビス・ネジの直径に対し70~80%の穴を長さと同じだけMDFに穴を開けてから固定する方法を採用してみましょう。

他の木質パネル材より重い

数量が多いと、現場への搬入作業による負荷が大きくなる可能性があります。

MDFとその他木質パネル材の重量は、以下のとおりです。

※無垢材は、樹種によって重量が大幅に異なるため、ここでは比較対象から除外しています。

種類重量
MDF
(9㎜厚・3×6版)
11.9kg程度
パーティクルボード
(9㎜厚・3×6版)
10.7kg程度
合板8.6kg程度
(上記重さは目安であり、実際の場合と異なる可能性があります。ご了承ください。)

仕上げ・木口処理が必須

化粧MDFは現場で塗装などの仕上げ工事は不要ですが、木口が見えるとデザイン性が損なわれる点にはご注意ください。

MDFを美しく仕上げるには、細部の納まりまで十分検討する必要があります。

化粧MDFの中には、表面と同素材の木口テープを追加できるものもあるため、どうしても端部が見える納まりになる場合は、オプション部材のラインナップも必ず確認しましょう。

補修が難しい

また、湿気による膨張が大きい場合は、表面だけ補修しても、再び膨れる可能性があり、大幅に崩れると強度が低下するため、パネルの取り替えが必要です。

ただし、化粧MDFの中には、表面の耐汚性や耐摩耗性が高いタイプもあるため、材料選定の際には仕様を細かく確認しましょう。

建築基準法で定める防火規定に対応できる製品が少ない

建築基準法で定める内装制限に対応できない可能性があります。

また、内装制限では、難燃材料だけではなく、さらに防火性能の高い準不燃材料・不燃材料の使用が義務付けられる場合もあるため、建物の規模や用途に応じて「突板不燃化粧板」の併用を検討しましょう。

突板不燃化粧板は、基材がMDFではなく、不燃パネルのタイプで、国土交通大臣の認定を取得する製品もあり、内装制限の規定もクリアできます。

▶︎おすすめコラム:内装制限の範囲はどこまで?対象となる部分・ならない部分を徹底解説

▶︎おすすめコラム:突板不燃化粧板|特徴やメラミン化粧板・化粧ケイカル板との違いを解説

ポイント
「恩加島木材工業」の突板化粧板シリーズPANESSEは、同じ突板で非不燃仕様と不燃・難燃仕様をお選びいただけます。(不燃認定番号:NM-1272/NM-1368/NM-5420)

その中でも、天然木練付不燃複合板は、【天然木突板+無機質不燃板「ダイライトFAL」+特殊合板】で構成されており、ビスが効いて割れにくく、日本で初めて国土交通大臣の不燃認定を取得した人気商品です。


設計における「よくある失敗例」と使用NG例

MDFに関するよくある失敗例や問題点は、以下のとおりです。

  • 水拭きしたい場所や湿度の高い場所に採用して、膨れによるクレームを受けた
  • 化粧シート貼り(ポリエステル化粧板)のMDFを採用したものの、パースでは見た目に問題なかったのに、出来上がってみると違和感がある(安っぽい)
  • 引き渡し前に表面が傷ついてしまい、部分補修できず全面張り替えになってしまった
  • 木口が見えて見た目のデザイン性が損なわれた(細かい納まりがうまくいかない)
  • サンプルやカタログの写真では、木目がリアルに見えたが、実物では大きな差がある
  • 表面や端部にテープを貼ったら、表面の化粧紙が剥がれた

設計者にとって、これらの問題は信頼性にかかわるため、事前にMDFのデメリットや注意点を把握しておくことが重要です。

また、MDFは水分に弱い特性を持つため、脱衣室など湿度が上がりやすい部屋の内装材・家具の材料には適していません。

また、表面に水がかからない場所でも、雨に当たったり湿度の高い外気に触れる部分には、MDFの使用を控えることをおすすめします。

MDFと他の木質パネル材との違い|メリット・デメリットと価格を比較

MDFと他の木質パネル材との違い|メリット・デメリットと価格を比較

MDF以外にも建築で用いられる木質パネル材にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴は異なります。

設計においては、事前にそれぞれの違いを把握し、「使用環境(湿度・荷重・仕上げ条件・メンテナンス性)に応じた材料選定」をすることが重要です。

主に用いられる木質パネル材は「合板・パーティクルボード※・無垢材」ですが、特に合板は、構造用途や耐水性が求められる部位に適しており、MDFとは用途が明確に分かれます。

※パーティクルボード(パーチクルボード):木片板とも呼ばれ、木材の繊維を小片にして接着剤と混ぜ合わせ、熱圧成形したパネル材(繊維質がMDFより大きく粗い)

それぞれの違いは、以下のとおりです。

メリット・デメリットの違い

MDF【メリット】
・他のパネル材と比べて、表面が滑らか
・他のパネル材と比べて、加工時の割れや欠け、バリが少ない
・他のパネル材と比べて、品質均一性が高い

【デメリット】
・基本的に湿気に弱く、水分を吸収すると、膨張や変形を起こしやすい
・他のパネル材と比べて、重い
・仕上げ材の場合は、表面や木口の処理が必須
合板【メリット】
・他のパネル材と比べて、強度が高い
・MDFよりも、軽い
・MDFより湿気に強い
・シナ合板やラワン合板など、そのまま仕上げ材に使用できるものもある

【デメリット】
・表面が平滑ではない
・無垢材ほどではないものの、湿気や温度変化による変形が起こりやすい
・針葉樹合板などを仕上げ材として用いる場合は、表面や木口の処理が必須
パーティクルボード【メリット】
・MDFよりも、軽い
・MDFよりも、価格が安い

【デメリット】
・基本的に湿気に弱く、水分を吸収すると、膨張や変形を起こしやすい
・表面が粗い
・強度が低い
・加工の際に角が欠けやすい
・仕上げ材の場合は、表面や木口の処理が必須(意匠的にそのままの状態で仕上げ材に使う場合もある)
無垢材【メリット】
・樹種によっては、他の木質パネル材よりも軽い(ただし、強度に要注意)
・樹種によっては、他の木質パネル材よりも安い
・そのまま、仕上げ材としても使用できる

【デメリット】
・温度や湿度の変化による変形が生じやすい
・表面が粗い
・加工の際に割れや欠けが生じやすい

※比強度:単位重量あたりの強度

価格の違い

種類価格
MDF◎ 比較的、安い(2,000〜7,000円/枚程度)

▶︎強度・加工性などのバランスが良く、コストパフォーマンスが高い
合板◯ 種類による価格差が大きい(2,000〜8,000円/枚程度)

▶︎そのまま仕上げに用いるタイプは高価なものが多い
パーティクルボード◎ 最も安い(1,500〜4,000円/枚程度)

▶︎安いが、強度や加工性の面でデメリットが多い
無垢材◯ 種類による価格差が大きい(8,000〜40,000円/枚程度)
(上記価格は「3×6版(約910mm×1820mm)・厚み12〜15㎜」の場合で、変動する可能性があります。)


ポイント
内装材や家具などの材料として用いられる木質パネル材は、それぞれメリット・デメリットが異なるため、施工部位に適した材料を使い分けることが重要です。

「恩加島木材工業」の突板化粧板シリーズは、同じ突板材を表面材とし、基材を「MDF・合板(非不燃・不燃・難燃)・不燃複合板・シート材」からお選びいただけます。

「空間をトータルコーディネイトできる基材の異なる化粧板を使い分けたい」「予算や設計プランに合う突板化粧板を探している」という方は、案件ごとの仕様検討やサンプル対応も承っておりますので、お気軽にご相談ください。



木目デザインは「突板貼りMDF」がおすすめ|無垢材・他の化粧板と比べた場合の優位性

木目デザインは「突板貼りMDF」がおすすめ|無垢材と比べた場合の優位性
施工事例:札の辻スクエア

近年、住宅・非住宅と建物用途を問わず、木目デザインがトレンドとなっていますが、そこで多く採用されているのが「突板化粧板」です。

突板化粧板の中には、基材がMDFのものもあり、家具・什器の材料から、内装ドア・収納扉・パーテーションの面材、内装仕上げ材などとして施工されています。

突板とは、天然木を0.2〜0.3mm程度にスライスした薄板で、ポリエステル化粧板やメラミン化粧板、オレフィン化粧板の表面材とは異なり、天然木の色合いや質感を表現できます。

表面材と基材

木目デザインに採用される仕上げ材の特徴を比較すると、以下のようになります。

比較項目ポリエステル化粧板メラミン化粧板無垢材突板化粧板
意匠性
(木目はリアリティが低い)

(木目はリアリティが低い)

(ナチュラル)

(表面は天然木そのもの)
品質均一性
(工業製品であるため)

(工業製品であるため)

(節や木目による差が大きい)

(工業製品であるため)
サイズ展開
(工業製品であるため)

(工業製品であるため)

(良質で大判なものは入手困難)

(工業製品であるため)
耐用年数
(3〜10年程度)

(15〜20年程度)

(環境によっては100年を超える)

(15〜20年程度)
経年変化(劣化)
(化粧紙が摩耗する)

(ほとんどないが、変色する場合も)

(紫外線による変色や艶の変化)

(紫外線による変色や艶の変化)
表面の耐久性
(劣化が早い)

(表面耐久性・耐熱性・耐水性がある)

(基本的には低いが、塗装でカバーできる)

(基本的には低いが、塗装でカバーできる)
寸法安定性
(温度・湿度の変化による変形は少ない)

(温度・湿度の変化による変形は少ない)

(温度・湿度の変化によって、変形しやすい)

(温度・湿度の変化による変形は、無垢材より少ない)
価格
(安価)

(高価)

(樹種によって差がある)

(中級グレード)

このように、木目デザインを表現できるパネル材の中でも、突板化粧板は“バランスが良い”建築材料として採用されています。

▶︎おすすめコラム:突板化粧板のデメリットや注意点は?メーカーだから分かる解決方法を紹介


FAQ|MDF・突板貼りMDFに関する「よくある質問」

FAQ|MDFに関する「よくある質問」

ここでは、MDFと突板貼りMDFについて、多くの方からいただくご質問を紹介します。

Q.MDFの規格サイズは?

A.MDFの規格サイズは「幅900(910)〜1,800(1,820)㎜」「長さ1,800(1,820)〜4,000㎜」が一般的です。

厚さは、多くのメーカーで、以下の中から選択できます。

  • 5.5㎜
  • 7㎜
  • 9㎜
  • 12㎜
  • 15㎜
  • 18㎜
  • 21㎜
  • 25㎜
  • 30㎜

ただし、幅・長さ・厚さの組み合わせは限定されるため、事前に詳細をメーカーにお問い合わせください。

ポイント
「恩加島木材工業」では、突板貼りMDFを多様な厚さ・サイズで製造しております。

規格サイズの他に、「割付サイズ正寸カット」や「4×10サイズ対応(一部の厚さのみ)」、「木口貼り・木口塗装・うづくり加工・面取り加工」の特注オーダーも承っておりますので、「既製品で最適な材料が見つからない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

「空間をトータルコーディネイトできる基材の異なる化粧板を使い分けたい」「予算や設計プランに合う突板化粧板を探している」という方は、弊社までお気軽にご相談ください。

▶︎弊社の突板貼りMDFのサイズ展開はこちらをご覧ください。


Q.MDFの耐用年数(寿命)はどのくらい?

A.MDFの耐用年数は、厚さや種類によって異なりますが、屋内の家具や内装材として使用する場合は「20年程度」が目安です。

ただし、湿気の多いところや物がぶつかりやすい場所では、10年経たずにMDFが劣化する場合もありますので、他の材料も含めた検討が必要になります。

Q.突板貼りMDFに経年変化(劣化)はある?

特に、杉・桧やパインなど淡色の樹種は日焼けが目立ちやすいため、設計の際には施主などへの事前説明が欠かせません。

また、チェリーやウォールナットは、紫外線が当たらない場所でも、経年による変色もあります。

乾燥による表面劣化は、表面のウレタン塗装やオイル塗装により抑えることが可能です。

▶︎おすすめコラム:「ウレタン塗装クリア仕上げ」と「オイル塗装」どちらがいい?特徴の違いと選び方

ポイント
「恩加島木材工業」では、ウレタン塗装・オイル塗装に加えて、UV塗装などの特殊仕上げも、全て自社工場にて対応しております。

オリジナル色の調色も承っておりますので、「既製品ではイメージ通りの材料が見つからない」という方は、お気軽に弊社までお問い合わせください。


Q.突板貼りMDFのお手入れ・メンテナンス方法は?キズや汚れは補修できる?

表面材である突板が薄いため、サンディングすると基材が見えてしまう恐れがあるのでご注意ください。

日常的なキズ・汚れが防ぎたい場合は、ウレタン塗装より塗膜が厚いUV塗装がおすすめです。

UV塗装とは、特殊塗料を用いて紫外線照射によって短時間で塗膜を硬化させる方法で、表面の耐摩耗性を高められます。

ただし、UV塗装には大型機材が必要で、対応できるメーカーが限られる点にはご注意ください。

▶︎おすすめコラム:化粧板が剥がれたり傷がついたらどうする?種類別の補修方法やメンテナンス方法を詳しく解説


高品質でバリエーション豊富な恩加島木材の「突板化粧板シリーズ」

高品質でバリエーション豊富な恩加島木材の「突板化粧板シリーズ」

恩加島木材は、国内外から多種多様な突板を仕入れ、天然木の風合いを残した高品質な「突板化粧板」を製造している建材メーカーです。

恩加島木材が自信を持って提供する「突板化粧板の強み」は以下の点です。

  • 無垢材と同様の「ナチュラルな見た目と質感に仕上がる」
  • 工業製品なので、無垢材よりも「品質と寸法の安定性が高い」
  • 無垢材よりも軽量化が可能で、「施工効率性アップにつながる」
  • 無垢材よりも温度や湿度の環境変化による「変形リスクが少ない」
  • 希少性があり高価な樹種でも、「無垢材より安価で安定して材料を入手しやすい」
  • 原木1本から取れる突板面積は無垢板材よりも広いため、「同じ風合いを大量入手しやすい」
  • UV塗装などの特殊塗装により「表面の耐摩耗性・耐汚性が高い」
  • 通常の化粧板と同じ突板を用いた「不燃・難燃材料認定取得済み化粧板」もあり、内装制限など防火規定の対象部分と非対象部分の仕上げを揃えられる

▶︎おすすめコラム:突板製品はこうして生まれる。森から現場までのプロセスは?生産工程や恩加島木材の強みを紹介

さらに弊社では、国産材や地域材、間伐材、成長の早い小径材を積極的に活用し、「人工突板」の開発・製造にも努めるなど、森林活性やカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを行っています。

恩加島木材工業の突板化粧板シリーズ
● 0.5mm厚突板による立体感と特殊UV塗装で耐久性と抗菌性能を付与した日本初上陸のプロダクト「KDパネル:突板化粧合板

● 豊富な樹種・木目とUV塗装も選べる「PANESSE(パネッセ):非不燃・不燃天然木練付突板化粧板

● 重い・割れやすい・高コスト・ビスが効かないなどの懸念点を解消した「不燃突板複合板

● 国内初・組み立てた状態で準不燃認定を取得した「リブパネル

● 国内初・孔を開けた状態で不燃認定を取得した「有孔ボード


「どの化粧板を採用すべきか判断に迷っている」「案件ごとに最適な材料選定をしたい」という方は、弊社までお気軽にご相談ください。


まとめ

MDFは、木質建材の中でも品質均一性が高く、比較的安価な材料です。

ただし、湿気に弱く重いなどのデメリットもあるため、内装仕上げ材や家具の材料を選定する際には、合板など他のパネル材と使い分けましょう。

設計に木目デザインを取り入れたい方は、天然木の風合いを活かせる「突板貼りMDF」の採用もご検討ください。

恩加島木材は、高品質&バリエーション豊富で、環境に配慮した「突板化粧板」を製造販売しており、国産材・地産材もご指定いただけます。

「思い通りのデザインを実現したい」「地域に根付く建物にしたい」という方は、設計条件に合わせた最適な仕様提案も可能ですので、まずは「恩加島木材工業」までお気軽にご相談ください。