体育館の内装材選び|木質化のメリットと壁・天井の材料選定ポイントを設計者向けに解説

体育館は、競技や運動を行うだけでなく、学校行事や地域イベント、災害時の避難場所など、さまざまな用途で利用される空間です。
そのため、設計の際には「見た目」に加えて、吸音性・メンテナンス性・施工性などを考慮して内装材を選ぶ必要があります。
一方で、近年は学校施設や公共施設を中心に、壁や天井などへ木材を取り入れた「内装木質化」が進んでいます。
そこで本記事では、体育館の壁・天井を中心に、木質内装材を採用するメリットと材料選定のポイント、突板化粧板を使う際の考え方を設計担当者向けに解説します。
建築基準法・消防法における内装制限との関連性や、内装木質化で利用できる可能性のある補助金など、多くの方からいただく「よくある質問」も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
このコラムで分かること
- 農林水産省(林野庁)や文部科学省の取り組みにより、体育館を含む学校などの公共施設において、内装木質化が進んでいます。
- 体育館の内装を木質化する際には、見た目(デザイン性)に加えて、吸音性・メンテナンス性・施工性などの視点で仕上げ材を選ぶことが重要です。
- 木質化における仕上げ材選定の際には、無垢材・突板化粧板の違いを理解し、目的別・部位別に適切な材料を選ぶことが重要です。
Contents
体育館の内装を木質化するメリットとは

体育館の床には木製フローリングが多く採用されますが、それに加えて、近年は壁や天井にも木質建材を採用した事例は少なくありません。
文部科学省の調査によると、新たに建築された公立学校施設515棟のうち、408棟(79.2%)で木材が使用され、そこで使用された木材36,681㎥のうち、23,787㎥(64.8%)が非木造施設の内装木質化に使用されています。
(出典:林野庁|公立学校施設における木材利用状況(令和6年度))
そのため、内装の木質化は体育館に限らず、学校施設全体で進んでいるのが実情です。
体育館と内装木質化を組み合わせるメリットは、主に以下の点です。
木質建材は「衝撃に強い・衝撃吸収性が高い」
体育館の床・壁に板張りが採用される理由は、ボールが当たったときに、衝撃に耐えられる強さを保つ点にあります。
また、木材は他の素材よりも弾力性が高く、ボールが当たっても跳ね返り、人が転倒した際の衝撃を吸収する点も特徴です。
(出典:林野庁|「公共建築における木材活用推進資料集」について|公共建築における木材活用推進資料集)
木質フローリングは、ジャンプの着地によって体にかかる力も軽減できるため、体育館の多くに採用されています。
木質建材は「調湿性がある」
木材は、パイプ状の細胞が集まって構成されていて、小さな空隙を多く含む多孔質であるため、そこに湿気(水分)を吸収し、空気が乾燥するとその水分を放出する調湿性を持ちます。
(出典:林野庁|「公共建築における木材活用推進資料集」について|公共建築における木材活用推進資料集)
そのため、内装材に木材を使用すると、人の呼吸や発汗などによる湿度の上昇を抑える効果が期待できます。
※調湿効果は、木質建材の種類や表面塗装の有無によって異なります。
木質建材は「吸音性がある」
木材は、小さな空隙に含まれる空気によって、吸音性を高めることができます。
※吸音効果は、木質建材の種類・形状や表面塗装の有無、構造によって異なりますのでご注意ください。
(出典:林野庁|令和7年度 森林・林業白書(令和8年6月2日公表))
そのため、体育館だけではなく、音楽ホールや会議室の壁や天井を木質化する事例も珍しくありません。
「密度の高い無垢材を使用する・壁を二重構造にして間に空気層を設ける・有孔パネルの仕様にする」などの工夫によって、壁などの吸音性をさらに高めることが可能です。
木質建材は「紫外線吸収効果がある」
木材は、当たった紫外線をほとんど吸収し、反射しないため、目への負担を軽減できます。
(出典:林野庁|「公共建築における木材活用推進資料集」について|公共建築における木材活用推進資料集)
また、木材の表面は木目に沿って凹凸があり、光(可視光)が乱反射されて和らぐ効果もあるため、日当たりの良い場所でも心地よい柔らかな光に包まれます。
※紫外線吸収効果や光を和らげる効果は、木質建材の種類や表面塗装の有無によって異なりますのでご注意ください。
木材ならではの温かみをプラスできる
内装木質化は、無機質な印象になりやすい体育館などの大空間に、木材ならではの温かみを加えることが可能です。
そのため、公共施設との親和性が高く、文部科学省では学校施設の木造化や内装木質化を推進しています。
(出典:林野庁|木の学校づくり先導事業)
実際に、文部科学省が策定する学校施設整備指針では、「木材等の柔らかな手触りや温かみの感じられる素材を適宜使用することが望ましい」という記載が含まれています。
(出典:文部科学省|学校施設整備指針|中学校施設整備指針(令和4年6月))
国産材・地域材の利用により「環境配慮性が高まる・地域から親しまれる」
木材の中でも、国産材や地域材の活用は、産地から施工場所への運搬距離が短いため、輸送によって発生するCO2量を削減でき、さらに、地域経済(主に林業・製材業)の活性化に寄与できます。
また、学校と同じ土地で育った木を使用することにより、地元から親しまれる建物になる可能性がある点もポイントです。
文部科学省の調査では、木造の学校における国産材利用率は81.0%、非木造の学校における国産材利用率は51.9%と、高い割合を占める結果となりました。
(出典:林野庁|令和7年度 森林・林業白書(令和8年6月2日公表))
▶︎国産材・地域材の利用については「今こそ木材も“地産地消”する時代。脱炭素化に向けた地産材・地域材利用について解説」もあわせてご覧ください。
体育館に木材を使うときに確認したい6つのポイント・注意点

体育館の内装に木質建材を採用する場合は、設計において以下の点に注意が必要です。
防火・内装制限への適合を確認する
学校や体育館、その他これらに類するもの※は、原則、建築基準法で定める内装制限の対象には含まれません。
(出典:e-GOV法令検索|建築基準法施行令第128条の4(制限を受けない特殊建築物等))
※その他これらに類するもの:博物館、美術館、図書館、ボーリング場、スキー場、スケート場、水泳場、スポーツの練習場
▶︎学校の内装制限については「「学校は内装制限を受けない」の真実|法令の詳細や内装木質化、設計ポイントについて解説」をあわせてご覧ください。
ただし、地下にある体育館や体育館までの通路は、内装制限の対象に含まれる可能性があるため、天井・壁の仕上げ材に木質建材を選定する場合は、不燃性能※(国土交通大臣認定)の有無を必ず確認しましょう。
※不燃性能:「燃焼しない・防火上有害な変形、溶融、き裂その他の損傷を生じない・避難上有害な煙又はガスを発生しない」性能
(出典:e-GOV法令検索|建築基準法施行令第108条の2(不燃性能及びその技術的基準))
▶︎内装制限で使用できる不燃材料については「建材の不燃認定とは|種類・認定番号の調べ方と実務で失敗しない材料選定、内装木質化のポイント」をあわせてご覧ください。
耐摩耗性を考える
体育館は、教室などの居室と比べても、内装材の摩耗やキズに対する耐久性が重要です。
特に壁は、ボールや器具が当たったり、人が接触したりする可能性が高く、見た目が良くても簡単に表面が劣化する内装材は、メンテナンスの観点からも適しているとは言えません。
体育館の内装を木質化する場合、床だけではなく天井・壁にも、無垢材や突板化粧板※が採用されますが、表面塗装と組み合わせるなどの工夫が必要です。
※突板化粧板:突板(丸太を厚さ0.2〜0.3mm程度にスライスした素材)を合板などの基材に貼り合わせた内装仕上げ用パネル材
耐摩耗性の高い塗装仕上げとして、UV塗装※を採用する事例が増えています。
※UV塗装:紫外線を当てると硬化する特殊塗料を用いた方法で、短時間で硬化するため分厚い塗膜を形成できる
▶︎木材の塗装や表面仕上げについては「木目を活かす木材の表面仕上げとは?塗装や加工の種類を紹介」をあわせてご覧ください。
音環境を考える
体育館は天井が高く音が響きやすいため、音環境への配慮も求められます。
ボールの音や足音、話し声などが反響するのを軽減するためには、吸音性の高い内装仕上げ材を採用する方法が有効です。
体育館の音環境を良くする目的で壁の仕上げ材に多く採用されるのが「有孔ボード※」です。
※有孔ボードの吸音効果は、下地・背後の空気層などによって異なります。
有孔ボードは、音楽室やホール、教室などの壁・天井仕上げ材として選ばれることが多く、表面が突板貼りのタイプは、木目を活かしたデザインにしたい場合におすすめです。
▶︎有孔ボードの吸音性については「防音・吸音効果がある「有孔ボード」の仕組み、メリット・デメリット、種類を解説」をあわせてご覧ください。
メンテナンス・清掃性を考える
体育館の内装材を選ぶ際には、そのメンテナンス性や清掃性を確認しましょう。
床は、表面保護効果が高くグリップ力があり滑りにくい上に、濡らしたモップでも掃除できるポリウレタン塗料と組み合わせるケースが一般的です。
壁や天井は、ポリウレタン塗料の仕上げに加えて、塗膜の厚いUV塗装やより木の質感を生かせるオイル塗装の仕上げにする場合もあります。
無塗装の無垢材や突板化粧板を採用することもできますが、手垢やボールの跡などがつきやすく、清掃が難しい点には注意しましょう。
▶︎ウレタン塗装・オイル塗装の違いについては「「ウレタン塗装クリア仕上げ」と「オイル塗装」どちらがいい?特徴の違いと選び方」をあわせてご覧ください。
施工性・納まりを考える
体育館の壁・天井は、施工面積が広いため、材料選定の際には施工性や加工性、納まりを踏まえて比較検討しましょう。
特に確認すべき点は、以下のとおりです。
- 材料のサイズ:パネルの割付を検討し、できるだけ材料ロスの少ないものを選ぶ
- 材料の厚さ:取り合い部分を確認し、厚さを決める(無垢材は強度を確保するために一定の厚さがいるため、納まりにくい可能性がある)
- 材料の重量:重い材料は施工効率が下がるため要注意(突板化粧板は薄いものを選定すると軽量化が可能)
- 端部処理:パネルの木口が見える納まりの場合は、どのような見た目になるか事前に検討する(突板化粧板は、木口テープ・木口塗装などのオプションを選べるか確認する)
- 塗装方法:施工面積が大きい場合や天井が高い場合は、現場塗装だと工期が長くなる可能性がある(工場で塗装された材料を選ぶと、現場の工期短縮につながる)
デザイン性を考える(木目・色の種類)
体育館の内装木質化を検討する際には、仕上げ材の木目・色にも検討しましょう。
無垢材は、国産にこだわるとスギ・ヒノキなどの針葉樹が中心となり、広葉樹の選択肢が少ない点には注意が必要です。
輸入材であれば幅広い広葉樹から樹種(木目・色)を選定できますが、体育館のような大空間で採用する際には、価格面のハードルが高いと言わざるを得ません。
また、木目・色が揃った材料を多く確保できない場合もあります。
一方、突板化粧板は、無垢材の割合が少ないため、針葉樹・広葉樹を含めた多様な樹種(木目・色)を選定しやすく、見た目の揃う材料※を大量に確保できる可能性が高い点が強みです。
※突板は、1本の丸太を無垢材に製材する場合より、多くの表面積を確保でき、似た木目・色の材料を大量に製造できる
▶︎木目の種類については「木目の違いでイメージが大きく変わる。板目・柾目・杢目の違いや突板の貼り方まで徹底解説」をあわせてご覧ください。
体育館の内装材に「突板化粧板」を使うという選択肢|無垢材との違い

体育館の内装を木質化する場合に主に採用されるのが、無垢材と突板化粧板です。
無垢材と突板化粧板の違い
無垢材・突板化粧板には、大きな違いがあります。
| 比較項目 | 無垢材 | 突板化粧板 |
|---|---|---|
| 天然木の質感 木目のナチュラルさ | ◎ (見た目・質感は天然木そのもの) | ◯ (突板を並べて貼るため、大判は継ぎ目が現れる) |
| デザイン性 | ◯ (樹種によって異なるが、原則は、木目そのままを活かす) | ◯ (突板の並べ方によって、木目を活かしながら個性的なデザインも実現可能) |
| 材料の品質(寸法・形状)安定性 施工性 | △ (樹種・環境によるが、総じて変形しやすいため、施工の際の要注意) | ◯ (無垢材と比べると変形しにくいため、無垢材よりも施工しやすい) |
| 材料のレパートリー | ◯ (樹種は豊富だが、サイズ・厚さの選択肢は突板化粧板より少なく、大判・長尺の材料は入手困難) | ◎ (樹種・サイズ・厚さに加えて、基材の種類も豊富で、無垢材よりも大判・長尺の材料を入手しやすい) |
| 不燃性能 | △ (内装制限の範囲に採用するためには、不燃木材を選ぶか、下地との組み合わせで認定を受けている構造方法を選ぶ) | ◎ (不燃パネルが基材のタイプで国土交通大臣認定を受けているものが多い) |
このような違いがあるため、施工部位や予算、デザインのイメージにあわせて、どちらが適切かを判断して選びましょう。
▶︎無垢材と突板化粧板の特性の違いは「突板・挽板・無垢材それぞれの違いとは?どれがおすすめ?特性から選び方まで徹底解説」をご覧ください。
▶︎無垢材と突板化粧板の見た目の違いは「突板合板・無垢材の見分け方は?家具・フローリングの場合|シート材との違いについても」をご覧ください。
突板化粧板は体育館の大空間に採用しやすい
突板化粧板は、品質安定性や施工性の高さ、レパートリーの豊富さから、体育館の壁・天井仕上げ材に多く採用されます。
その主な理由は、以下のとおりです。
- 材料のサイズが豊富で、割付しやすく、材料ロスを最小限に抑えられる
- 樹種(木目・色)の種類が豊富で、板目・柾目も指定でき、イメージするデザインを実現しやすい
- 厚さが薄く軽い材料を選べるため、壁や天井の面積が大きくても効率的に施工でき、細かい納まりにも対応できる
- 似た木目・色の材料をまとまった量入手できるため、デザインのムラを抑えられる
- 工場塗装された材料が豊富で、現場塗装が不要(一部のタッチアップ塗装を除く)
ただし、突板化粧板には、キズ・シミがつくと補修が難しい点や、ダイナミックな継ぎ目のない木目を表現できないなどのデメリットもあるため、採用の際には事前にそれらの点もメーカーに確認しましょう。
▶︎突板化粧板のデメリットについては「突板化粧板のデメリットや注意点は?メーカーだから分かる解決方法を紹介」をご覧ください。
突板化粧板シリーズPANESSEは、不燃・非不燃や、化粧板・有孔ボード・リブパネル・ルーバーなど、幅広いレパートリーを取り揃えております。
(不燃認定番号:NM-1272/NM-1368/NM-5420)
全ての製品で同一の突板をご指定いただくこともできますので、内装を木目でトータルコーディネートしたい方は、弊社までお気軽にご相談ください。
体育館の内装木質化に適した仕上げ材は「目的別・部位別」に選ぶ

体育館の内装木質化を選ぶ際には、素材や表面仕上げの種類などを限定せず、目的や部位にあわせて最適な材料を選びましょう。
| 設計条件 | 検討したい仕様 |
|---|---|
| 天然木のナチュラルなデザイン性を重視 | 無垢材 |
| 木目を活かしながら施工性も確保したい | 突板化粧板 |
| 不燃性能が必要 | 不燃認定を受けた突板化粧板 不燃木材(サイズ展開・コストに要注意) 無垢材・突板化粧板と不燃下地の組み合わせ(告示や国土交通大臣認定で認められる構造方法は限られる) |
| 内装制限の対象となる場所・対象とならない場所の仕上げを揃えたい | 突板化粧板・不燃認定を受けた突板化粧板 |
| 内装仕上げ材と造作家具・建具の見た目を揃えたい | 突板化粧板 |
| 音響性能を考慮 | 突板貼りの有孔ボード(二重構造の壁など別の方法はあるが、納まりや施工費に要注意) |
| 全体的な木目・色を揃えたい | 突板化粧板 |
| 大判・長尺の材料を使いたい | 突板化粧板(樹種によっては無垢材も選択できるが、高価になる可能性があるため、材料費に要注意) |
| 壁の下部に施工する | UV塗装された無垢材・突板化粧板(UV塗装には大掛かりな設備がいるため、現場塗装できず工場塗装のみの点には要注意) |
「体育館にはこの材料」とは決めず、部位ごとに適した材料を組み合わせることが重要です。
FAQ|体育館の内装デザインに関する「よくある質問」

ここでは、体育館の内装に関する「よくある質問」を紹介します。
Q.体育館の内装に木材を使う場合、消防署への確認は必要ですか?
A.体育館は、建築基準法と同様に消防法における内装制限の対象とならない可能性が高いため、内装に木材を使うことで特別な届出は必要ない場合が多いですが、建築確認における消防同意と建物の完成時(入居時)、さらに建物利用開始後の消防検査は必要です。
消防同意とは、建築確認を申請する際に、設計計画が消防法の各種規定に適合しているか管轄の消防署が確認する作業で、これを通過しなければ建築許可はおりません。
消防検査は、消防設備の設置及び点検を目的とし、完成時(入居時)に1回、その後も年に1回(機器の点検は6ヶ月に1回)実施し、結果を管轄の消防署に報告しなくてはいけません。
(出典:e-GOV法令検索|建築基準法第93条(許可又は確認に関する消防長等の同意等)、e-GOV法令検索|消防法第17条の3の3(消防の設備等))
※建築物の規模・計画内容などによって確認すべき法令・行政手続きが異なるため、詳細は個別で管轄の消防署までご確認ください。
Q.体育館の壁を無垢材や突板化粧板にした場合、後から部分張り替えすると目立ちますか?
A.無垢材も突板化粧板も、紫外線などの影響で経年変色するため、部分張り替えすると色の違いが出ます。
ただし、部分張り替えした部分も徐々に変色するため、目立たなくなってくる可能性があります。
部分張り替えしてすぐの色違いを軽減したい場合は、濃い色に塗装された無垢材や突板化粧板を採用してください。
塗料の色によって、木材本来の変色が目立ちにくくなります。
Q.突板化粧板は、設計段階でサンプルを確認した方がよいですか?
A.無垢材よりも突板化粧板は比較的、木目や色が均一ですが、表面の突板は天然素材であるため、同じ樹種でも個体差があります。そのため、最終選定の際には、必ず現物サンプルをメーカーから取り寄せましょう。
特注色でオーダーする場合も、色見本と実際に突板化粧板に塗装した状態とでは色味が変わる可能性がありますのでご注意ください。
Q.内装木質化に関連する補助金はある?
A.体育館を内装木質化した場合、国や自治体の補助金を受けられる可能性があります。
主な制度は、以下のとおりです。
| 名称など | 運営元 | (補助割合など) |
|---|---|---|
| 林業・木材産業循環成長対策のうち木材需要拡大・木材産業基盤強化対策(うち木造公共建築物等の整備) | 農林水産省(林野庁) | 木造化:交付対象の建築工事費の15%以内(ただし、CLT活用等のモデル性が特に高いものは1/2以内) 内装木質化:交付対象の木質化事業費の1/2以内(ただし、建築工事費の3.75%を超えないこと) |
| 林業・木材産業国際競争力強化総合対策のうち建築用木材供給・利用の強化(うち木造公共建築物等の整備) | 農林水産省(林野庁) | 木造化:交付対象の建設工事費の15%以内(ただし、CLT活用等のモデル性が特に高いものは1/2以内) 内装木質化:交付対象の木質化事業費の1/2以内(ただし、建築工事費の3.75%を超えないこと) |
| 優良木造建築物等整備推進事業 | 国土交通省 | 調査設計費:木造化に係る費用の1/2以内 建設工事費:木造化による掛増し費用の1/3以内(ただし算出が困難な場合は建設工事費の7%以内) ※補助限度額は2億円 |
| 各自治体で行う地域材利用に関する補助金・助成金 (例) ・【長野県】木造・木質化支援事業 ・【大阪府】令和8年度民間施設における木質空間整備事業補助金 | 都道府県・市町村 | 事業によって異なる |
※対象要件はそれぞれ異なるため、詳細は公式ホームページをご確認いただくか、管轄部署にお問い合わせください。
(出典:林野庁|建築物の木造化・木質化に活用可能な補助事業・制度等一覧(令和8年度予算・令和7年度補正))
【非不燃・不燃タイプを選べる】恩加島木材の突板化粧板シリーズ

体育館の内装デザインを検討する際は、見た目に加えて、音環境(吸音性)や施工性、メンテナンス性などの条件を整理し、個別に適した仕上げ材を選定することが大切です。
『恩加島木材工業』は、国内外から多種多様な突板を仕入れ、天然木の風合いを残した高品質な「突板化粧板」を製造しております。
恩加島木材が自信を持って提供する「突板化粧板の強み」は以下の点です。
- 無垢材と同様の「ナチュラルな見た目と質感に仕上がる」
- 工業製品なので、無垢材よりも「品質と寸法の安定性が高い」
- 無垢材よりも軽量化が可能で、「施工効率性アップにつながる」
- 無垢材よりも温度や湿度の環境変化による「変形リスクが少ない」
- 希少性があり高価な樹種でも、「無垢材より安価で安定して材料を入手しやすい」
- 原木1本から取れる突板面積は無垢板材よりも広いため、「同じ風合いを大量入手しやすい」
- UV塗装などの特殊塗装により「表面の耐摩耗性・耐汚性が高い」
- 通常の化粧板と同じ突板を用いた「不燃・難燃材料認定取得済み化粧板」もあり、内装制限など防火規定の対象部分と非対象部分の仕上げを揃えられる
▶︎おすすめコラム:突板製品はこうして生まれる。森から現場までのプロセスは?生産工程や恩加島木材の強みを紹介
さらに弊社では、国産材や地域材、間伐材、成長の早い小径材を積極的に活用し、「人工突板」の開発・製造にも努めるなど、森林活性やカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを行っています。
「どの化粧板を採用すべきか判断に迷っている」「案件ごとに最適な材料選定をしたい」という方は、案件ごとに最適な仕様提案も可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。
● 豊富な樹種・木目とUV塗装も選べる「PANESSE(パネッセ):天然木練付突板化粧板」
・不燃ボード
・難燃ボード
・化粧合板、化粧MDF
・突板シート
・有孔パネル(有孔ボード)
・テクスチャーボード
● 重い・割れやすい・高コスト・ビスが効かないなどの懸念点を解消した「不燃突板複合板」
● 国内初・組み立てた状態で準不燃認定を取得した「リブパネル」
● 国内初・孔を開けた状態で不燃認定を取得した「有孔ボード」
まとめ
体育館を含む学校などの公共施設を内装木質化する事例が増えています。
体育館の内装には、デザイン性・施工性・メンテナンス性など、いくつもの視点が必要で、木質化する場合は「無垢材・突板化粧板」の使い分けもポイントです。
恩加島木材は、高品質&バリエーション豊富で、国土交通大臣の認定を受けている「突板化粧板」を製造販売しており、不燃認定を受けているものや国産材・地産材も使用したものもお選びいただけます。
「思い通りのデザインを実現したい」「地域に根付く建物にしたい」という方は、設計条件に合わせた最適な仕様提案も可能ですので、まずは「恩加島木材工業」までお気軽にご相談ください。



