木材のオイル塗装とは?内装における特徴とメリット・デメリット、仕上げ材の選び方を解説

木材のオイル塗装とは?内装における特徴とメリット・デメリット、仕上げ材の選び方を解説

木材のナチュラルな質感を内装に活かしたい場合、仕上げ方法の候補として挙げられるのが「オイル塗装」です。

オイル塗装は、木材に塗料を浸透させるため、木材の触り心地や木目をそのまま残せます。

ただし、表面を塗膜で覆う造膜系塗料とは特徴が異なり、メンテナンスや表面保護効果の面で注意が必要です。

そこで本記事では、木材のオイル塗装とウレタン塗装など造膜系塗料を用いる方法の違い、オイル塗装のメリット・デメリットについて、1947年創業の『恩加島木材工業』が詳しく解説します。

そのほか、オイル塗装の経年変化や内装制限との関連性など、「よくある質問」も紹介しますので、ぜひ設計・デザインの参考にしてください。

このコラムで分かること

  • 木材のオイル塗装は、天然木の美しい木目とナチュラルな質感、調湿性能などを残しやすい仕上げ方法として採用されます。
  • 木材のオイル塗装には、表面保護効果の低さやメンテナンス周期の短さなどの欠点があり、現場塗装では見た目や品質にむらが出る可能性があります。
  • 内装デザインに木目を取り入れたい場合は、見た目だけではなく、「材料の特性・塗装仕上げの種類・不燃性能」など、多角的な視点が必要です。

Contents

木材のオイル塗装とは|仕組みと特徴を整理

木材のオイル塗装とは|仕組みと特徴を整理

木材の表面に塗膜を形成する「造膜系塗料」とは異なり、木の質感を残せる点が最大の特長になります。

オイル塗装(浸透系塗料)とウレタン塗装(造膜系塗料)の違い

オイル塗装を代表とする「浸透系塗料」と、ウレタン塗装などの「造膜系塗料」は、どちらも木材と組み合わせられることが多いですが、特徴に明確な違いがあるため、仕上げ方法を選定する際には注意が必要です。

塗料の種類特徴
浸透系塗料
(オイル塗装など)
・木目が消えない
・木材の乾燥による毛羽立ちや反りを一定程度抑制できる
・表面保護効果は低い(経年によって汚れやシミがつきやすくなり、耐摩耗性はあまり期待できない)
・木材本来の調湿性能が残る
造膜系塗料
(ウレタン塗装など)
・クリア仕上げであれば木目は消えないが、質感は変わる
・木材の表面をコーティングするため、乾燥・反りの抑制効果が高い(毛羽立ちは起こらない)
・表面に汚れやシミがつくのを防止できる
・表面の耐摩耗性が高まる
・木材本来の調湿性能は残らない

このように、オイル塗装は木材の風合いをデザインに活かしやすい一方で、設計の際には、使用環境に応じて仕上げとして適切かどうかを見極めなくてはいけません。

▶︎オイル塗装・ウレタン塗装の違いについて詳しく知りたい方は「『ウレタン塗装クリア仕上げ』と『オイル塗装』どちらがいい?特徴の違いと選び方」をご覧ください。

木材にオイル塗装を施すと“見た目”はどう変わるのか

木材にオイル塗装を施すと、以下のような見た目の変化があります。

  • 木目が際立つ(浮き出て見える)
  • 濡れ色※になる
  • 自然なツヤが増す(造膜系塗料によるツヤとは異なる)
  • 着色系オイル塗料は、自然な木目と質感を活かしながら、デザインに合うカラーに変更できる

※濡れ色(ぬれいろ):オイル塗装すると、乾燥した状態と比べて色が濃くなり、深みが増した状態になることを指す

ただし、樹種や木目の方向、使用する塗料の種類によって、見え方や質感が変わる場合もあるため、設計時に仕様を決める際には、事前に現物サンプルを確認しましょう。

塗料の種類

木材に使用されるオイル塗料は、原料や用途によっていくつかの種類に分けられます。

【自然由来の原料を使用した塗料】

  • 亜麻仁油塗料(乾きが速く、自然素材系オイル塗料の中では最も一般的で、幅広い場所に使用される)
  • 荏油塗料(古くから使われており、浸透性が高いため、広範囲の施工に適している)
  • 桐油塗料(乾きは遅いが、撥水性が高いため、テーブル天板やカウンターに使用されるが、キズに要注意)
  • クルミ油塗料・蜜蝋塗料(安全性が高く、食器などにも使用される)

上記以外にも、さまざまな乾性油※を原料としたオイル塗料があります。

※乾性油:空気中の酸素を吸収して酸化し、硬化するタイプの油で、食用油のようにずっと液状のままのものとは性質が異なる

自然素材系オイル塗料は、小さなお子様やペット、化学物質過敏症の方が使用する空間を中心に採用されるケースが一般的です。

ただし、自然素材系オイル塗料の中には、乾燥促進剤や有機溶剤を含む製品もあるため、選定の際には注意しましょう。

【その他のオイル塗料】

  • 植物油などに、アクリル樹脂やウレタン樹脂などの合成樹脂を混ぜたオイル塗料(自然素材系オイル塗料より乾燥が速く、樹脂成分が木材内部に残り、耐水性・耐汚性などが高い)

合成樹脂を配合したオイル塗料は、造膜系塗料ほどではないものの、表面に薄い塗膜が形成され、自然素材系のオイル塗装より表面保護効果が高い点はメリットです。

このように、「オイル塗装」と言っても塗料によって特徴が異なるため、塗料の仕様書や性能などの詳細を確認し、比較検討することが重要です。

▶︎おすすめコラム「化粧合板は塗装できる?塗料の種類、工場・現場の違い、施工部位別のおすすめ塗装仕上げを徹底解説

内装用木材をオイル塗装するメリット

内装用木材をオイル塗装するメリット

木材にオイル塗装する場合、主にデザイン性・快適性・環境配慮性に関するメリットを得られます。

木材のナチュラルな質感が残る

造膜系塗料は、触り心地が人工的になりますが、オイル塗装は木材表面の毛羽立ちやささくれを抑えながら、さらっとした触り心地を活かせます。

木目が際立ち、デザインのアクセントになる

特に、板目※の材料を選ぶと、樹種ごとの特徴が活きるため、材料選定の際には樹種や木目の向きにもこだわりましょう。

※板目:丸太の中心からずれた部分を木の生えている方向と平行に切り出すと現れる木目で、樹種ごとに見た目の特徴が異なる

▶︎木目の種類について詳しく知りたい方は「木目の違いでイメージが大きく変わる。板目・柾目・杢目の違いや突板の貼り方まで徹底解説」をご覧ください。

木材の調湿性能が残る

木材の調湿性能とは、木材に含まれる微細な空隙に空気中の湿気(水分)を取り込み、空気が乾燥すると溜め込んだ水分を放出する性能です。

木材の調湿効果

※木質建材の調湿性は、材料の種類によって異なるため、どのくらいの露出面積で湿度を調節できるかは、現場ごとに異なります。

▶︎木材を内装に取り入れるその他のメリットについては「【木の内装】家だけではなくさまざまな建築物に採用するメリット・デメリット」をご覧ください。

部分補修しやすい

以前使った塗料を残しておけば、部分的に摩耗した箇所や表面に落とせない汚れがついた箇所を、軽く研磨処理(サンディング)した上で再塗装できます。

(補修の可否は、施工場所・使用した塗料によって異なるため、詳細はメーカーなどにご確認ください。)

オイル塗装で部分補修した部分は、造膜系塗料の場合よりも周囲との境目が目立ちにくい点もポイントです。

ただし、UVオイル塗料※など、特殊塗料を用いた場合は、現場で部分補修できない場合もあるため、注意しましょう。

※UVオイル塗料:紫外線を照射すると短時間で乾燥するオイル塗料で、作業には紫外線照射機が必要となり、工場塗装が原則

VOCの含有量が少ない塗料が豊富

※VOC:揮発性有機化合物の略称で、常温で気化する有機化学物質を指し、放散量によっては、光化学スモッグやPM2.5などの大気汚染の原因となるため、業界団体(一般社団法人日本塗料工業会[JPMA]など)の自主基準などで塗料や接着剤の含有量や放散速度が規制されている

VOCを含まないもしくは最小限に抑えた“ノンVOCタイプ”のオイル塗装も選択することが可能です。

▶︎塗料の安全性について詳しく知りたい方は「F☆☆☆☆(エフフォースター)の基準とは? 安心・快適な空間づくりに必要な訳をずばり解説」もご覧ください。

内装用木材をオイル塗装するデメリット|設計時に確認したい注意点

内装用木材をオイル塗装するデメリット|設計時に確認したい注意点

オイル塗装には、さまざまなメリットがある一方で、設計プランに採用する際には、事前に知っておいていただきたいデメリットや注意点があります。

造膜系塗料よりキズ・汚れがつきやすく表面保護効果は低い

そのため、テーブルやデスクの天板、カウンター材、フローリング材など、人や物に触れやすい場所に、デザイン性の観点でオイル塗装を選ぶと、後からクレームになる可能性がある点には注意しましょう。

合成樹脂を配合したオイル塗料は、木材の表面に薄い塗膜が形成されますが、摩耗によってその効果は低下します。

定期的なメンテナンスが必要になる塗料が多い

室内の場合、多くのオイル塗料は1年に一度程度の塗り替えが推奨されており、UVオイル塗料など特殊なものでも、3〜5年に一度は、ウレタン塗装を重ねるなどのメンテナンスが必要になります。

(塗り替えの周期や耐用年数は塗料ごとに異なるため、詳細はメーカーなどにご確認ください。)

短期間で塗り替えを要する塗料には、塗料を染み込ませたウエス※などで拭き上げるだけで良いものもあるため、メンテナンスが手軽ですが、公共的な建物ではこまめなメンテナンスは難しいため、採用の際には慎重に検討しましょう。

※ウエス:不織布や長繊維布など繊維くずが出ない業務用布きれ

耐水性は、塗料によって差が大きい

自然素材系オイル塗料の場合、塗装直後は少量の水滴程度であれば弾き、硬く絞った布巾による水拭きにも耐えられますが、経年や摩耗によって徐々に油分が抜け、ほとんど耐水性のない状態になる場合があり、注意が必要です。

合成樹脂を含む塗料は、自然素材系の塗料と比べて一定の耐水性を数年は維持できますが、それでもこぼれた水分を放置すると、水分が木材の内部に染み込み、カビや反りなどを引き起こすケースは珍しくありません。

そのため、キッチンや洗面化粧台、トイレのカウンター、利用者が不特定多数の商業施設、こまめな清掃が必要な医療施設・福祉施設・教育(保育)施設にオイル塗装仕上げの木材を採用する場合は、水の影響も踏まえた検討が必要です。

現場塗装では品質管理が難しい(色むら・塗布量など)

また、現場塗装では作業者の技術力によって仕上がりが左右されやすく、施工場所の湿度や温度管理も難しいため、仕上がりによっては、メーカーによる塗料性能保証の対象外にケースもあるため注意しましょう。

加えて、密度が低く柔らかい針葉樹は、浸透系塗料を吸い込みやすいため、手作業によるオイル塗装では、色むらになりやすい点も注意が必要です。

内装仕上げ材として多く採用されるスギ・ヒノキ・パイン・ツガ・カラマツなどは、木目の色合いが淡いため、色むらが目立ちやすい樹種と言えます。

自然素材系オイル塗料でも化学物質が含まれるものがある

主成分は植物油などの自然素材でも、速く乾くようにするための「乾燥促進剤」や、油分の粘度を抑えて施工性を上げるための「有機溶剤」を含む塗料もあります。

そのため、施主から「化学物質0%」「自然素材100%」というオーダーを受けた場合などは、自然素材系のオイル塗料であることに加えて、細かい成分表も確認することが必須です。

木質建材のオイル塗装仕上げはどう選ぶか|「工場塗装+突板化粧板」という選択肢

木質建材の仕上げはどう選ぶか|「オイル塗装+突板化粧板」という選択肢
突板化粧板シリーズ「PANESSE」

(突板化粧板は、無垢材と比べて調湿性は限定的である点にはご注意ください。)

突板化粧板とは、丸太を厚さ0.2〜0.5mmと薄いシート状にスライスした素材である「突板(つきいた)」を表面材とし、基材となる合板やMDFなどに接着した内装用パネル材です。

突板の構造

▶︎突板化粧板の詳細は「突板化粧板とは?無垢材やメラミン・オレフィンとの違い、メリット・デメリットを解説」をご覧ください。

無垢材と突板化粧板の違い

無垢材と突板化粧板は、天然木の割合に差がある点が大きな違いで、それによって、以下のような特徴があります。

材料の種類特徴
【無垢材】・触り心地が柔らかい
・調湿性能や断熱性能が高い
・樹種によっては高価
・長尺材や大判材では、入手性やコストに課題が生じる場合がある
・社会情勢の変化による価格変動のリスクが高い
・含水率の変動による反りや割れなどの変形リスクが高い
【突板化粧板】・触り心地は無垢材より硬い(天然木の層が薄いため)
・調湿性能や断熱性能は限定的(天然木の層が薄いため)
・高価な樹種は、無垢材よりも材料コストを抑えられる(天然木の使用量が少ないため)
・安価な樹種は、無垢材よりも材料コストが上がる可能性がある(加工コストがかかるため)
・長尺材や大判材を入手しやすい(表面は突板を並べて貼れるため)
・社会情勢の変化による価格変動のリスクが低い(天然木の使用量が少ないため)
・無垢材よりも、含水率の変動による反りや割れなどの変形リスクが低い(天然木の層が薄いため)

このように、無垢材と突板化粧板には違うメリット・デメリットがあるため、施工部位や室内環境、予算計画などに合わせて、どちらが適しているか検討することが重要です。

▶︎無垢材と突板化粧板の違いについて詳しく知りたい方は「突板・挽板・無垢材それぞれの違いとは?どれがおすすめ?特性から選び方まで徹底解説」をご覧ください。

現場塗装と工場塗装の違い

「木材や木質建材をオイル塗装仕上げにしたいが、現場塗装の手間や品質管理を踏まえると採用が難しい」とお悩みの設計担当者の方も多いのではないでしょうか。

その場合は、工場で塗装された建材を採用する方法も選択肢の1つです。

現場塗装と工場塗装には、主に以下のような違いがあります。

塗装方法特徴
【現場塗装】・少量の塗装範囲に対応しやすい
・工程やプランの変更にも、フレキシブルに対応できる
・木材を現場加工してから塗装できる
・現場でカラーの打ち合わせや調色作業をできる
・周囲の養生作業や仮設工事(足場工事など)が必要
・有毒性の高い塗料や保管と取り扱いが難しい塗料を使用できない(高耐久な防腐塗料など)
・大掛かりな設備を要する塗料を使用できない(UV塗料など)
・不燃塗料を使用しても、国土交通大臣認定の対象外とされるリスクがある(施工品質が不明確であるため)
・施工場所の湿度や温度を管理しにくく、適切な乾燥環境ではない可能性がある
・作業者の技術力によって、品質にむらが出やすい
・現場で塗装作業用のスペースや材料一時保管用のスペースが必要になる
【工場塗装】・少量の塗装範囲に対応しにくい(工場塗装の建材には受注生産品もある)
・工程やプランの変更に対応しにくい(材料の納期がかかるため)
・加工によっては、端部などのタッチアップ塗装が必要
・事前にカラーの打ち合わせや調色作業をしなくてはならず、現場で確認しづらい
・周囲の養生作業や仮設工事が必要ない
・有毒性の高い塗料や保管と取り扱いが難しい塗料も採用できる
・大掛かりな設備を要する塗料を採用できる
・不燃塗料で塗装した不燃木材や不燃突板化粧板を、国土交通大臣認定済みの建材として採用できる
・湿度や温度の環境が適した状態で乾燥させるため、品質が高く、むらが少ない(機械設備による塗装で、品質安定性が高い)
・現場で塗装作業用のスペースや材料一時保管用のスペースが必要ない

このような違いから、1つの現場でも、現場塗装する木材と工場塗装品を併用するケースも珍しくありません。

▶︎現場塗装・工場塗装の違いを詳しく知りたい方は「【木材塗装】現場・工場の違い|メリット・デメリット、方法を決めるポイントを解説」をご覧ください。

オイル塗装以外の選択肢

オイル塗装は、表面保護効果の低さやメンテナンス周期の短さから、建物の用途や施工部位によって採用しづらい場合があります。

その際には、他の塗装仕上げと見た目や質感、コストなどを比較してみましょう。

近年は、ウレタン塗装などの造膜系塗料で、マットでナチュラルな仕上がりにできるタイプや、抗菌・抗ウイルスのタイプも選べます。

そのため、木材や木質建材の仕上げを検討する際には、オイル塗装に限定せず、多様な塗料を比較検討することが重要です。

ポイント
『恩加島木材工業』は、1947年創業以来培ったネットワークと知識を活かし、国内外から高品質の突板を仕入れ、化粧板などに加工している建材メーカーです。

突板化粧板シリーズPANESSEは、不燃・非不燃のタイプや、化粧板・有孔ボード・リブパネル・ルーバーなど、幅広いレパートリーを取り揃えております。
(不燃認定番号:NM-1272/NM-1368/NM-5420)

オイル塗装に加えて、ウレタン塗装やUV塗装など、オリジナル色も含めたご注文に対応可能です。

すべての製品で同一の突板をご指定いただくこともできますので、内装を木目でトータルコーディネートしたい方は、弊社までお気軽にご相談ください。


▶︎おすすめコラム:「突板化粧板のデメリットや注意点は?メーカーだから分かる解決方法を紹介


FAQ|木材のオイル塗装に関する「よくある質問」|仕上げ・塗料の種類や内装制限などについて

FAQ|木材のオイル塗装に関する「よくある質問」|仕上げ・塗料の種類や内装制限などについて

ここでは、木材のオイル塗装に関して、多くの設計担当者様からいただく「よくある質問」を紹介します。

Q.オイル塗装とオイルフィニッシュ・オイルステインの違いはある?

どちらの場合も、採用される塗料はオイル塗料であり、着色と保護の両方を目的とした製品も少なくありません。

Q.濡れ色にならない(色味が変わらない)オイル塗装はある?

スギ・ヒノキ・パインなど、淡い色の樹種を採用する場合に人気です。

ただし、濡れ色にならないタイプの塗料には、DIY向けでプロ仕様より耐久性が劣るものもあるため、採用の際にはご注意ください。

Q.オイル塗装した木材は時間が経つと色が変わりますか?

特に、自然素材系オイル塗料の代表格でもある亜麻仁油を含むものは、主成分であるリノレン酸が酸素と結合して黄色く変色しやすい欠点があります。

そのため、経年による変色が心配な方は、変色が目立ちにくい着色仕様のオイル塗料がおすすめです。

Q.オイル塗装した木材は建築基準法の防火規定をクリアできる?内装制限の場所にも採用可能?

(下地に不燃材料を使用するなど、構造方法で認定されていると、仕上げ材に不燃性能が求められない可能性があり、オイル塗装済みの木材を採用できる場合もありますので、詳細は建築主事か指定確認検査機関にご確認ください。)

▶︎内装制限と木質建材の関係性については「内装制限とは?対象の建築物・部位と緩和措置、不燃材料の基準、注意点を設計者向けに解説」をご覧ください。

特定の構造方法以外では、仕上げ材に基準値以上の不燃性能が必要で、国土交通大臣による不燃認定は、特定の材料と特定の塗料の組み合わせが厳格に決められています。

オイル塗料(油性塗料)は可燃性であるため、それを不燃材料などに塗布すると、“加工品扱い”となって、国土交通大臣認定品として扱えないため注意しましょう。

内装制限の対象範囲など、建築基準法で定める防火規定を受ける場所に塗装済み木質建材を採用したい場合は、塗装済みの状態で国土交通大臣認定を受けているものを選ぶ必要があります。

▶︎塗装済み不燃突板化粧板の詳細は「不燃突板化粧板とは?特徴・メリット、メラミン化粧板との違い、選び方を徹底解説」をご確認ください。


【不燃・非不燃タイプを選べる】恩加島木材の突板化粧板シリーズ

【非不燃・不燃タイプを選べる】恩加島木材の突板化粧板シリーズ

恩加島木材が自信を持って提供する「突板化粧板の強み」は以下の点です。

  • 無垢材に近い「ナチュラルな見た目と質感に仕上がる」
  • 工業製品なので、無垢材よりも「品質と寸法の安定性が高い」
  • 無垢材よりも軽量化が可能で、「施工効率アップにつながる」
  • 無垢材よりも温度や湿度の環境変化による「変形リスクが少ない」
  • 希少性があり高価な樹種でも、「無垢材より安価で安定して材料を入手しやすい」
  • 原木1本から取れる突板面積は無垢板材よりも広いため、「同じ風合いを大量入手しやすい」
  • UV塗装などの特殊塗装により「表面の耐摩耗性・耐汚性が高い」
  • 通常の化粧板と同じ突板を用いた「不燃・難燃材料認定取得済み化粧板」もあり、内装制限など防火規定の対象部分と非対象部分の仕上げを揃えられる

▶︎おすすめコラム:突板製品はこうして生まれる。森から現場までのプロセスは?生産工程や恩加島木材の強みを紹介

さらに弊社では、国産材や地域材、間伐材、成長の早い小径材を積極的に活用し、「人工突板」の開発・製造にも努めるなど、森林活性化やカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを行っています。

「どの化粧板を採用すべきか判断に迷っている」「案件ごとに最適な材料選定をしたい」という方は、案件ごとに最適な仕様提案も可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。

恩加島木材工業の突板化粧板シリーズ
● 0.5mm厚突板による立体感と特殊UV塗装で耐久性と抗菌性能を付与した日本初上陸のプロダクト「KDパネル:突板化粧合板

● 豊富な樹種・木目とUV塗装も選べる「PANESSE(パネッセ):天然木練付突板化粧板
・不燃ボード
・難燃ボード
・化粧合板、化粧MDF
・突板シート
・有孔パネル(有孔ボード)
・テクスチャーボード

● 重い・割れやすい・高コスト・ビスが効かないなどの懸念点を解消した「不燃突板複合板

● 国内初・組み立てた状態で準不燃認定を取得した「リブパネル

● 国内初・孔を開けた状態で不燃認定を取得した「有孔ボード



まとめ

木材のオイル塗装は、天然木の美しい木目とナチュラルな質感や、木材の調湿性能を残しやすい仕上げ方法として採用されます。

しかし一方で、表面保護効果の低さやメンテナンス周期の短さがハードルとなり、採用できないケースも少なくありません。

また、現場塗装では、見た目や品質にむらが出る可能性は否めません。

そのため、木材の塗装仕上げを検討する際には、塗料の種類や塗装方法(現場塗装か工場塗装か)を広い視点でとらえることが重要です。

恩加島木材は、高品質でバリエーション豊富な「突板化粧板」を製造・販売しており国土交通大臣の不燃認定を受けているものや国産材・地域材を使用した製品もお選びいただけます。

「思い通りのデザインを実現したい」「地域に根付く建物にしたい」という方は、設計条件に合わせた最適な仕様提案も可能ですので、まずは「恩加島木材工業」までお気軽にご相談ください。